Google Wave コンプリートガイドの翻訳を始めました

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メールを文字で書かれた会話の連続に変えてしまう Google Wave ですが、最初の興奮と混乱が去って以降は、運良くアカウントを手に入れることができた人の間でも「なんだこれは?」「いったい何に使えるんだ?」という混乱が続いているように思えます。

一つには Google Wave があまりに自由度の高いツールで、何ができるのかもよくわからないというのがあります。これについてはたぶん開発者の意図的な設計で、Twitter のコミュニティが RT を発見したように、コミュニティが最も有効な使い方を探し出してくれるのを待っている節がありますね。

そんななか、本家ライフハッカーの元編集長の Gina Trapani と、現編集長の Adam Pash の二人が驚くべきスピードで書き上げた Google Wave コンプリートガイドが公開されています。およそいま Google Wave に関連した情報はだいたいここに網羅されているといっていいのではないでしょうか。

また面白い試みとして、この本はすべてがウェブ上で公開されていて、今後発表される情報の追加などもボランティアのユーザーの力でおこなわれています。全体の文体や、クオリティチェックは著者の二人がおこない、貢献度の高いユーザーはクレジットされる仕組みです。

この本はウェブサイトで無料で読むことができる一方で、PDF 版とソフトカバー版は有料で提供されることが予定されています。いま話題の、フリー を基本とした販売戦略というわけです。

本の翻訳も積極的におこなって良いということでしたので、ちょっとした隙間時間を利用して一日に数段落ずつ翻訳を試みることにしました。まだタイトルページと、1章の一部だけしかできていませんが、今後追加してゆく予定です。ともに翻訳を手伝ってくださる方、募集中です!

翻訳をしてみたいという方は:

  1. Complate Wave Guide のサイトの MediaWiki のアカウントを取得して、これらのページに追加や編集をおこなうか、あるいは

  2. Google Wave 上で、tag:completewaveguide.com tag:translation で検索していただくと表示される日本語訳のページに参加してください。(すでに @tatsuya_aoyagi さんが大活躍中)

さて、これだけではきっとあまり参加してくださる人がいないと思うので、普段はやらないような意地悪な試みをしてみることにしました(笑)。

さっきみたところ私の手元に Google Wave の招待権が 10 人分ほどあることがわかりました。そこで、この翻訳作業にどのような形でもよいので加わっていただける方に送りたいと思います。

翻訳が苦手でも、できあがった日本語の校正作業を若干やっていただくだけでもけっこうです。興味のある方は、私のメールアドレスにご一報ください。万が一 10 名以上応募者があった場合には抽選といたしますので、木曜日中くらい待ちまして締め切りたいと思います。

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。