魅惑のモレスキン展覧会「Detour・東京」10/16 -11/4 の予定で開催
私が愛用しているモレスキン手帳の世界巡回展「Detour・東京」が 10/16 - 11/4 の予定で、表参道の MoMA Design Store で開催されています。
なんとありがたいことに、そのレセプションパーティーに招待されましたので大きなカメラをかついで行ってきました!
モレスキン手帳はもともと著名な画家や文筆家が使っていたということから、アートの世界と深い縁があります。今回の展覧会には、国内・海外の著名なアーチスト、文筆家、建築家、デザイナーが思い思いに使ったモレスキン手帳が公開されています。
たとえばこちらは映画監督の押井守氏が描いたもの。
今回のお気に入りがこちら。デザイナーの原研哉氏の描いたトラベルノート。
ジュリア・ローマンによる芸術作品。結晶化している…! 海に沈めたというイメージなのか、石までくくりつけてあります。
今回の収穫
今回はモレスキンの日本輸入元である会社の方や、モレスキン本社の方とお会いして直接話をする機会も得ることができたのが大きな収穫でした。本社の方はちゃんと日本のブログもチェックしていて、「モレスキン手帳に貼れる PDF を作成する MSK ツール」の記事などもごらんになっているときいて驚きました。
そうした会話から得た情報によれば、2010 年カレンダーラインアップの拡充はとても良い反響があって、日本の手帳人気を反映しているという話でした。
あと、すでにモレスキンには種類がたくさんあると思っていた人、心の準備をしてください。聞いた人全員が「これからもっとラインアップが増えていきますよ!」と楽しそうに教えてくれました。
ポケットサイズのルールド手帳ばかり何冊も余分にもっている私ですが、きっとどこかでふらりと買ってしまいそうです。
ちょっとだけ思ったこと
ただ、ビジネスユースを中心に紹介している私には、展覧会そのものには少し困惑したところもありました。
アートとデザインの展覧会なので、こうしたことは言うべきではないのはわかっているのですが、あまりデザインに明るくない私には、展示の後半にいくにつれてちょっと辛くなる瞬間もあったのです。
というのも本来、縦横に利用されてなんぼの手帳に赤いインキを垂らしただけだったり、一本の線が描いてあるだけだったりする作品があって、これでは「手帳から作品が生まれる」のではなくて「手帳が作品」となっているなあ、と奇妙に思えたのです。それが趣旨といえば趣旨なのですが…
その点だけを考慮して、「現代アートを見る展覧会なんだ!」と頭を切り換えてからはちょっと楽になりました。
デザイナー・アーチストならざる手帳ファンの方は、ぜひ**「手帳の使い方の可能性」が芸術的に爆発している展示会**だと思って足を運んでみてください。「こんな風に型破りをしてもいいんだ!」と、ふだんの自分の使い方に新しい視点が与えられるかもしれません。
レセプション・パーティーの様子は本家 moleskine.com のサイトでも詳しく紹介されています。