Twitter に投稿できるようになった「音声認識メール」

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最近、何かほかのことをしているかたわらで  iPhone を一瞬だけつかみ、情報を取り出して次の作業に入るということが非常に多くなっています。iPhone のなかになるべく多くの情報をいれてみたり、iPhone でどれだけ日常に近道を生み出すことができるのかと実験したりしているからです。

そんななかでとてもうれしかったのが先日の「音声認識めーる」のアップデートでした。音声で入力した文章をメール用にコピーしておくことしかできなかったのが、「マップで検索」「SMS にペースト」「Twitter に投稿」といったオプションがついたためです。

ためしに朝食のバカな会話についてつぶやいたのがこの例。一発で誤変換なしに音声認識ができています。ここ数日何度か「音声認識めーる」でつぶやいていますが、キーボードで入力したものとあまり違いがわからないくらいに自然に入力できています。

また、住所がわかっていれば、それを音声認識して「地図を検索」するだけで、「マップ」アプリケーションの検索窓を呼び出さなくても目的地がそのまま表示されます。この機能も、住所である必要はありません。一言「コンビニ」と叫んでマップにテキストをコピーすれば、周囲のコンビニが検索できるのです。

これアプリのおかげで、これまで iPhone のフリック入力が面倒でやらなかったことをおっくうがらずに行うことができるようになり、さらに iPhone を使い込むための要となりつつあります。

ここまで精度が高まってくると、Apple は「音声認識めーる」を提供している Amivoice との提携を考えてはどうだろうかという要望も強くなってきます。iPhone の今のボイスコントロール、使えませんよね?

「音声認識めーる」はサーバーと交信する必要があるのでオンラインでなければ利用できないのと、料金が来年から月額課金に変更される予定であるという点がネックになっていますが、少なくともこれほどまで時間をセーブさせてくれるサービスなら、月額 115 円の料金はお得だと思います。

p.s.

ここ数日、娘を寝かしつけるのと、佐々木正悟さんとの共著「iPhone 情報整理術」の最終校に修正をいれていました。私も佐々木さんもベビーラッシュのなか書き上げた本書は iPhone の本という以上に、おそろしく内容の濃い「ライフハック本」に仕上がっています。

来月中には出版の予定ですが、近日中に出版に向けた記事のシリーズも公開したいと思います。

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。