新しい iTunes 9 で大きく時間をセーブしてくれる二大機能
ジョブスが肝臓移植手術からかえってきたというめでたいニュースを別にしたら、製品発表としては精彩を欠いた今回のアップルイベントでしたが、新しい iTunes 9 の発表で大きく時間をセーブしてくれる2つの改良点があったので個人的には大満足です。
ひとつはもちろん、iPhone のアプリケーションを iTunes 内部で整理する機能。ちょっともっさりした操作感ではありますが、これまでの苦労を考えれば素晴らしい一歩です。
11 個も画面を利用しているとアプリケーションを端っこから端っこの画面に移動したい場合なども生じるのですが、その場合は:1. 移動したいアイコンをクリック、2. アイコンを選択したまま、それを移動したい画面をスクロールバーで探す、3. アイコンを画面にドロップする、という手順になるようです。
こうして待ち望んでいた機能が実現してみると、ちょっと欲張りになって iPhone 画面で Expose が利用できたらいいのにと思うようになりました。下部ナビゲーションはかっこいいのですが、小さいですし、Expose ほど直感的ではないですしね。
もう一つの機能が、iTunes 9 のカラムブラウザ機能です。
この機能を一番理解しやすいのは、クラシックのように「作曲者」と「アーティスト」の両方に意味があって分類したい場合です。たとえば「ベートーベン」の交響曲を聴きたい気分で、「しかもあの指揮者の…」という風に探すときには、上の画像のように見通しがとてもよくなります。
これまでだと、この二つの情報を並べてしぼりこむことができませんでしたので、これは大きな進歩といってよい便利さです。
カラムブラウザはジャンル・アーティスト・作曲者・グループなどの情報に対してについて3つまで作れます。また、場所も上と左で選べますが、だんぜん左側に配置するのがわかりやすいと感じました。
なんだか上の画像をみていると、ベートーベンさんだけで3種類もありますね(笑) このカラム機能がとても便利なので、いままで自動取得にまかせていたせいでこんな混乱状況にある iTunes ライブラリに手をいれてみようかなという気にさせてくれます。
p.s.
その一方で、Mac OS X の iTunes では左上の緑アイコンで iTunes がアイコン化しなくなるという面倒な仕様変更がありました。バグだと思いたい…