目標にフォーカスさせてくれるカレンダー "Refocus"

focuslens.jpg

「今度こそ○○の習慣をつける…!」

そう思っていてもなかなか毎日の雑事の中に隠れてしまって、そうした長期的な活動ができないことがあります。そうした悩みを解決するためにも、拙著「情報ダイエット仕事術」 の中では毎日の活動から大きな変化を作り出すという方法について書かせていただきました。

そうした、「毎日の小さな変化」を記録するのに利用できる紙のカレンダーが本家 Lifehacker で紹介されていました。その名も、人生にもう一度集中(フォーカス)するためのカレンダー、Refocus です。

このカレンダーはベンジャミン・フランクリンの 13 の徳目カレンダーに似ています。縦の軸に実現したい習慣を記入して、横の軸は毎日のカレンダーになっていて、毎日どれだけ行動を実現できたかで○を埋めていきます。

一つの使い方は、「縦の軸がどれだけ連続しているか」あるいは「どれだけ埋まっているか」という視点です。行動の鎖が途切れないようにしておけばおくほど、その習慣は定着していきます。

もう一つの使い方は、横方向にみて、自分がどれだけ目標や習慣に対して意識を割いているかを可視化するという方法です。「運動をする」という行動が毎日続いていなくても、少なくとも一つの目標行動に取り組めていたなら OK とするというように、**「自分の意識のバロメータ」**として使うこともできます。

おお、なんだか David Seah さんに触発されて、自分の本で紹介したあのカードに似ていますね

こちらのカードは縦長で、ルーズリーフや手帳などにいれるのに良い作りをしていますので、PDF をほしい方は制作者のホームページでダウンロードしてください

focus.jpg

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。