一流のブロガーの「視点」と「仕組み」

news.jpg 昨日の記事を投稿した直後だったからでしょうか? https://lifehacking.jp/2009/06/david-pogues-productivity-secrets/私にはすべてのお話が「仕組み」と「視点」の2軸から頭に入ってくるのを感じていました。

金曜日の夜は AMN ブロガー勉強会に参加させていただき、

ITmedia News編集部のユカタンこと岡田有花さんと、Going My Way の kengo さんの興味深いお話を最前列で拝聴させていただきました。

会場も多いに盛り上がりましたが、Twitter 上でも猛烈な同時中継、ならびに同時ディスカッションが進行して楽しい会になりました。

今回のテーマはブログを書く上での「文章」の話題だったはずなのですが、気づけばお二人の情報収集の仕方、どんな話題を記事に選ぶかといったつっこんだ話題にまで議論が及びました。

その中で私がもっとも気になったのは二人が「書き手」としてもっている立ち位置、あるいは**「視点」**の話題と、生産性そのものをあげるために利用しているツールあるいはメソッド、つまり**「仕組み」**の2点でした。

  • 視点: 岡田有花さんの場合は、「記事になるかどうか」という視点がすべての情報を漉しとるフィルターとして機能しているのが印象的でした。その際に、メッセージ性の高い見出しを書くことができるかどうかがニュースであるかどうかの判断基準として使えるというのが、いかにも記者らしくてすてきでした。

一方 kengo さんの場合は、ご自身の興味のあるテーマを自由に追いかける**「自分の好み」がフィルターになっている**のが印象的。明言はされませんでしたが「他の人が取り上げたからこの話題を扱うのはやめよう」という風にテーマが外から決まってゆく感じはしませんでした。やってくるネタを、あくまで自分が面白いと思った点を中心に書いてゆくわけです。

  • 仕組み: 岡田有花さんが RSS リーダーを使っていないとおっしゃっていたのは会場からも驚きの声が上がっていました。私も手を挙げて「情報を一元化した方が効率が良いのでは?」という質問をしたところ、**「重み付けがされていない情報源はつらい」**という答えが返ってきて目からウロコが落ちました。

新聞のような体裁は、「どの記事が重要か」が記事の位置でわかるようになっていて、RSS にはそれがないというわけです。言われてみれば、私もたしかに重み付けをした整理方法で読まないと効率があがりません。

また、記事を書く際にタイトルや記事の体裁に一定のテンプレートを決めておくことで悩まなくてすむようになるという実際的な話題も紹介されていました。

kengo さんからは、ストック情報を Google Docs で蓄積する方法、Twitter や IRC で情報を集めてそれを効率よく記事にする方法などが紹介されて、あまりに最適化された情報収集能力に鳥肌がたちました。

Google Chrome のショートカット機能や、ブックマークレットの活用など、個々でみれば自分も使っているものであったりするのですが、その使い込み方が尋常ではありません。昨日の記事にあったように、「シンプルなツールを極限まで使い込む」というさらなる見本をみた気がしました。

ここ最近、いろんなツールに流されているだけで深く使い込むことを怠っていましたので、勉強会に参加して、ブログを書く上での自分のワークフローを見直さなくてはいけないなと強く感じました。

また、自分の文章の書き方にもまだまだ最適化できる部分があると気づいて、とても意義のある会になりました。

最近いろいろぶつかっていた壁がくっきりとみえるようになって、さらに挑戦する元気がわいてきました。講演者のお二方、ありがとうございました!

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。