Outlook はもういらない? Google Calendar にタスク管理の機能が追加

Tasks, now in Calendar too | Official GMail Blog

やっとか! という思いもしますが、Google Calendar が GMail のタスク機能とついに統合です。

GMail Labs で Tasks が有効になっている人は、Google Calendar にアクセスすると右上に Tasks というリンクが新しくできているのに気づくと思います。

こちらをクリックすると、カレンダーとタスクの一覧表が左右にならんで表示されます。この表示のしかた、本家である GMail よりもきれいだと思うのは私だけではないはず。

カレンダー上でタスクを追加するには、いつものとおりカレンダーの上でクリックします。デフォルトでは「イベント」の追加になっていますが、新しく「タスク」を加えるためのリンクが増えています。

calendar_tasks2.jpg

ここで加えられたタスクはちゃんと締め切りの日が設定されていますので、下のようにカレンダーのしかるべき日に表示されるようになります。

calendar_tasks.jpg

GMail からタスクを追加する場合

たいていの人はメールをみて、「ああ、この予定を加えなければ」と思ってカレンダーを開くと思います。

そうした場合は、Shift + T のショートカットでタスクトレイを呼び出して追加するのも手軽ですが、上の More Actions の欄から「Add to Tasks」を選ぶほうが便利なことが多くあります。

一つにはメールの件名がそのまま自動的にタスクになってくれることと、もう一つはそのタスクを生み出したメールへのリンクが自動的に加わる点です。

これは便利!

今回のアップデートの意味

長かった! でもこれでひとまず、Google アプリが連携したタスク管理ソフトとして首尾一貫したというのは嬉しい限りです。

これでユーザーは GMail から予定を直接カレンダーに貼り付けることが可能になりましたし、Calendar 自体にタスクリストが付いていますので**「特定の日時にしばられたタスク」と「時間にしばられていないタスク」を一度に眺められるようになった**わけです。

タスクのリストを複数作成して、Inbox / Projects / Someday / Maybe といったカテゴリ分けをすれば、GMail だけで簡易な GTD のシステムを簡単に構築できそうです。

あと最後のわがままが、Calendar のデフォルトの時間の区切りが 30 分ではなく、15 分くらいに短くなること。そして GMail のコンタクトの整理がもっと楽に出来たら完璧なのですが…!

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。