Google Docs と Office をシンクロする Offisync を使ってみた
Google Docs は、それこそ「本格的な編集」に入る一歩手前の原稿を作成するのにもってこいのツールです。オンラインのツールでありながら非常に高速に動作しますし、文書の作成に必要な基本はすべてそろっています。
しかしオンライン上で編集したあと Word 形式にエクスポートし、さらにその Word ファイルに編集を加えて Google Docs に戻すといった作業はなかなか面倒です。オフラインで編集するのもいいですが、やはり Word とシンクロさせて使いたいという人もなかにはいるでしょう。
そこで登場するのが TechCrunch や Digital Inspiration で紹介されていた Offisync という Office 用のプラグインです。
今のところ Windows のみサポートしていますが、めずらしく Windows を立ち上げて使ってみました。
インストール
Offisync を使うには .Net Framework 3.5 が必要なので、インストールの段階でチェックが入り、自動的にダウンロードしてくれます。これがけっこう時間がかかります。
Offisync がインストールできてから Word などを開くと、タブの部分に Offisync のメニューが追加され、Google アカウントとパスワードを入力できるようになっています。
Google アカウントとパスワードはローカルにしか保存されないそうですので、セキュリティ上も安心して使えそうです。
使用感
Offisync ですでに存在する Google Docs を開くと、それを手元の Word ファイルとして編集できるようにしてくれ、セーブを行うと元の Google Docs に編集結果をアップロードしてくれます。日本語の使用も、フォント周り以外はちゃんと利用することができました。
思った以上にしっかりと作られていて、これまで Google Docs からの持ち出ししか出来なかったワークフローに、逆向きの、つまり Word での編集結果を再度アップするという使い方は十分可能です。
複数の人で共有している文書を編集することは可能なものの、リアルタイムでお互いの編集が反映されるわけではなさそうです。その機能も提供されるとしています。
次期バージョンの Office では独自のクラウドサービスが提供されるとされていますが、それまでのつなぎとして利用するのは悪くないかもしれません。