Flip mino HD と Kindle 2 を手に入れた

ここ数日すっかり更新が途絶えていましたが、実はアメリカの伝説の研究者のもとに出張をしているところでした。先生、元気すぎます!

仕事にも必死でしたが、個人的にも久し振りにアメリカの空気に触れて美味しいジャンクフードを食べてリフレッシュをすることができました。また、ついでですのでアメリカでなければ手に入らないガジェットを二つ土産に持ち帰ります。

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一つがこちら、以前ネタフルでも絶賛されていたハンディな動画レコーダー Flip Mino HDです。

手のひらに収まるサイズで、ケースに入れて腰から下げていてもほとんど気づかないほどの軽さなのがとても気に入っています。

このサイズでそれなりのクオリティの映像を 60 分録画することができます。いくつか撮影をしていましたが、ブログに貼り付けたりする分には申し分のない画質で、しかも音声のピックアップが非常によいというのが強みです。

余分なケーブルなどは存在せず、カメラ上部に USB コネクタが隠れていてすぐに PC / Mac にデータを落とせるようになっています。帰国したらいろんな機会で活躍しそうな予感がしています。

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もう悩んだ末に買ったのが、Amazon の電子ブックリーダーKindle 2です。

注意しなければいけないのは、日本に持ち帰るともちろん Whispernet による本の購入はできないだけでなく、アメリカの住所で登録されているクレジットカードがなければ Amazon を通してコンテンツを購入することはできない点です。

じゃあ、日本では使えないかというとそんなことはなく、Mobipocket 形式のファイルであれば USB ケーブルで読み込ませて読むことが可能です。

ここで便利なのが Feedbooks という、フリーの本を Mobi / Kindle 形式で公開しているサイトです。

ここで探すと、Project Gutenberg で手に入るようなクラシックな本の多くを、すぐに Kindle に読み込める形式で手に入れることができます。自分の本棚には馬鹿にならない数の洋書があって、手放そうかどうかなやんでいましたので、本の形で持っていることにもはや執着していないものについては Kindle 版だけを持つことにしました。

さっそくバージニア・ウルフ、D. H. ロレンスといった作家の大好きな本と、コナン・ドイルのホームズ関係の本、そしてマニアックな線では H. P. ラブクラフトのホラー小説や、Cory Doctorow の小説を詰め込んでみましたが、この小さなボディにすべての本が入っていると思うと不思議な気もします。

以前は便利かどうか疑問に思っていた Kindle ですが、物議をかもした本の音声読み上げ機能とか、Audible 再生機能など、気になる点もいろいろありますので、しばらく実際に使ってみてどんな感触がするか試してみたいと思います。

この両者をフル充電して、明日の朝には帰国の途につきます。さあ、13時間のフライトだ!

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。