GCal と連動する時間トラッキングツール timeEdition

timeEdition.jpg TimeEdition is a Simple and Stylish Time Tracker | Lifehacker

私は時間トラッキングアプリに目がありません。

時間トラッキング・アプリケーションは、時間にある種の「色づけ」をしてくれて何に対してどのくらいの時間を使っているのかをわかりやすくしてくれます。

まったく当てにならない自分の主観のかわりに利用することで、時間の利用の仕方を日々モニターして調整することができるのがこうしたツールの良い点であり、夢中になってしまう理由です。

Lifehacker で紹介されていた timeEdition は Windows / Mac OS X の両方のバージョンが無料で提供されているのと同時に、Mac 版では Dashboard のウィジェットが提供されている時間トラッキングアプリケーションです。

timeEdition の特徴はミニマルなデザインで最低限のボタンしか存在しない点と、Google Calendar にトラックした時間の情報を自動的に送信してくれる点です。

画面にについている3つのドロップダウンメニューはそれぞれ「クライアント」「プロジェクト」「タスク」に対応しています。

この3つを定義しないとアプリが使えないというのはちょっとだけ面倒なのですが、この際ですので計測したいと思っている自分の時間を「自分」と「仕事」というクライアントに分けたり、最も巨大なプロジェクトごとに5-6個に分けておくと、とたんに使いやすくなってきます。フリーの仕事をしていない限り:

  • Customer: 自分、仕事、クライアント

  • Project: 自分が取り組んでいる大きな仕事の単位

  • Tasks: 執筆、文書作成、資料集め、折衝、電話、メール

といった感じで定義しておくだけでもよい目安になるでしょう。

Windows 版だとシステムトレイのなかに格納できるのですが、Mac OS X だとメニューに最小化できないという小さな欠点もありますが、Dock に入れておいて操作は Dashboard ウィジェットで行うというのでもいいのですから、使いやすさは十分だという気がします。

こうしたアプリがするべき仕事を忠実に簡単にこなしてくれる、なかなか良いアプリですので、無料の時間トラッキングアプリを試してみたいと考えていた人はぜひお試し下さい。

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。