画期的な手帳を考えた! その名も「ウィークリー添削手帳」

【百式企画塾】 画期的な手帳を考えた! | IDEA * IDEA

たまにはちょっと遊び心を、というわけで、いつも読んでいる IDEA*IDEA の「百式企画塾」に参加してみようと思います。管理人がお題を出して、それに対して読者がユニークなアイディアで答えるというこの企画。今回の題は「手帳」です。これは参加しなければ。

お題は次の文の A から E を埋めるというものです。

2009年、あなたがふと思いついた手帳が大ヒット。普段は手帳を使わないという人まで使うようになった、その画期的な手帳について次のことを教えてください。

その手帳は、自己管理において誰もが困っている(A)なる問題を、一見手帳とは関係ない(B)から着想を得て、(C)なる方法で解決!しかも(D)なる仕組みになっていたので毎年買わざるを得ない、という工夫までされていた。その手帳の名前は(E)。 というわけで、次のような埋め方をしてみました。もう Prior Art あるかな?

その手帳は、自己管理において誰もが困っている(A)「目標を計画通りに実行できない」なる問題を、一見手帳とは関係ない(B)「通信講座」から着想を得て、(C)「一週間ごとに FAX したら先生に添削される」という方法で解決!しかも(D)「毎年講座を更新する必要がある」「先生から『目標は達成できましたか』とプレッシャーがかかる」仕組みになっていたので毎年買わざるを得ない、という工夫までされていた。その手帳の名前は(E)「ウィークリー添削手帳」tensaku.png

実際にやるときには、(1) 目標を申告するフェーズと、(2) 進捗を添削してもらうフェーズにわけて FAX することになりそうですね。そして、必要に応じて「タスクを小さくした方がいいですよ」あるいは「雑用に追われていて、『非緊急・重要』領域ができてませんよ」などとアドバイスをもらうというわけです。

もちろんこれは「自己管理」でもなんでもないのですから、冗談に近いアイディアなのですが、「人の目」がないとなかなか自分を律することのできないズボラな私などは、本当にあったら心が揺れ動くかもしれません。

思えば義務教育の目的はこれが自分でできるようになることだったのだと、今だからこそ理解できます。

しかしこんなサービスがなくても、親しい人や、家族に目標を公開して「他人の目」を導入するのは有効です。

第一回 Lifehack@Nagoya イベントでは「夫婦で夢や目標を共有しているノートをつけている」という素敵な人もいました。「自己管理」は「修行」じゃないのですから、家族をまきこんでゲームにするくらいの遊び心はいいのじゃないでしょうか?

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。