自分で作るアナログツール Plans Unfolding に思う
Plans Unfolding Pocketmod に似ていますが、バックエンドに LaTeX を使っていると聞いたら、元 TeX オタクとしては心を動かさずにはいられません。
Plans Unfolding は16 ページの折りたたみノートを作成してくれるアプリケーションで、ToDo リストや、カレンダー、情報シートなどを自由なレイアウトで置いて印刷できるようにしてくれるツールです。印刷されたシートは Pocketmod 同様、折り畳んで、切れ込みをいれたら一冊の本になります。
Windows 専用ですし、MikTeX をインストールしている必要がありますし、デフォルトではレターサイズの出力しかできませんので、相当の強者でなければ手を出そうと考えたりはしないでしょう。もちろん日本語にも対応していません。
じゃあ、なんで紹介しているのかというと、私はこうしたアナログツールにはまだまだ可能性があると思っているからです。
こんなアナログツールがあったらいいな
Plans Unfolding は純粋にアナログなのではなく、ノートを作成する段階でデジタルな部分も取り込んでいます。
現状ではユーザーに作業を強いる部分が多すぎますが、これを軽減できるようなら、毎日のように使えるツールができると思います。
例えばその日の予定、目を通すに値するニュース、天気予報などの必要情報が自動的に1枚の紙に集約するツール、英語を学習している人にはその人のレベルにあわせて自動でその日の単語 10 個がリストになり、小テストとともに表示されるツールといった具合です。つまりは:
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その日に関係することのすべてが書かれた紙が自動的に作成され
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紙に書かれている情報に触れ終わったらたらすぐにリサイクルトレーに投げ込んでよし
という、秘書の用意してくれるエグゼクティブ・サマリーのようなものが自動で作れるようになったらなあと思います。
OmniFocus, GCal のようなツールは個別にこうした機能をもっていますし、情報サイトもずいぶん便利になりましたが、まだここまで便利とは言えないのではないかと思ってます(英語に関して言うなら、iKnow! がいい線をいっていますが)。
デジタルで補強されたアナログツールのアイディア、他にありますか?