iPhone をハンディな露出計にしてしまう PhotoCalc

photocalc.jpg 追記:記事のタイトルでは「露出計」となっていますが、実際にはその機能がないようです。コメント部分もご参照下さい! PhotoCalc 1.0 | Daring Fireball

気長に、でも確実に腕を上げたいなと思っているのがデジタル一丸レフの撮影です。やはり、目で見て感動したものを、美しく撮影して残しておきたいと思いますし。

写真家が使う機器に露出計と呼ばれるものがありますが、iPhone をこの露出計(ではないようです!詳しくは以下のコメントを参照してください!)にしてしまうアプリ、PhotoCalc が登場しています。

専門用語だらけで誰かに詳しく教えてもらいたいくらいなのですが、この1つのアプリで、フラッシュ露光や被写界深度などの数値を計算してくれます。私には説明不可能な機能一覧は以下の通り。

  • Exposure Reciprocation calculator

  • Depth of Field and Hyper-focal Distance calculator

  • Flash Exposure calculator

  • Configurable to use half or third stops

これ以外にも、GPS 機能を利用して、現在地における日の出・日の入り・正午の時間を計算してくれたり、ちゃんと単位系を US / SI で変換してくれる機能もあります。難しい用語を言われてもわからないよ! という人(私もそうですが…)向けに、ちゃんと用語説明の索引までついているという親切さ。

また、PhotoCalc を利用していて途中で電話がかかってきたとしても、最後に利用した状態を覚えていてくれています。現場で利用するときに大事な作り込みだと思います。

iPhone のカメラレンズに入ってくる光でどこまで正確な計算ができるか未知数ですが、これだけの機能で 350 円というのは安い気がします。

iPhone が他の携帯と違う「プラットフォーム」であることを利用したアイディアの光るアプリという印象。ぜひ、これらの機能をちゃんと理解できるところまで腕を上げなきゃ。

(追記:パーマリンクの URL を間違えていましたので修正)

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。