灼熱の部屋を涼しくする3つのテクニック
名古屋に暮らしていたとき、悩みの種だったのが夏の猛暑です。我が家は4階建ての4階だったということもあって、夜になっても熱せられたままの天井から容赦なく空気が暖められて寝苦しくなってしまいます。しかも、いくら窓を開けていても風はぴたりと止まっていて、換気もままなりません。
こんな部屋の場合、昨年、「夏休み特集 (1) エアコンなしに涼しく過ごす方法」でいろいろ書いた中でも、「外気を取り込む」というのが最も効果的です。
今回はそれをふくめ、私が部屋の気温を少しでも下げるために実践している3つのコツについてご紹介します。
1. 外気を強制的にとりこむ
部屋の中が熱くなっている場合は、たいてい外気の方が涼しくなっています。ただ、風がないのでなかなか入ってこないだけです。そこで、この空気を強制的にとりこむことで気温を下げてしまうのが効果的。手順は単純に:
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扇風機を網戸にくっつける
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反対向きの空気の流れが生じないように窓は閉め気味
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あとはしつこく外気をとりこむ
たったこれだけですが、本当にしつこく続けるのがコツです。写真に写っているのは私の書斎の貧相な卓上ファンですが、こんなものでも外気温が部屋の中よりも2度くらい低いなら、3時間ほどずっと強制的に外気を入れていることでだんだんと室温は外気温に近付いていきます。
ただ、窓を開けておく場合は、防犯などにはご注意ください。
のこり二つのテクニックは、こうして導き入れたすずしい空気を利用して行ないます。
2. 天井付近の換気をまめに行なう
一度測ったことがありますが、我が家で目線の気温が35度だったときに、天井では 36 度を越えていました。最上階に住んでいる人にとっては、天井が最大の敵といってもいいでしょう。
暑い空気はいつまでも天井付近に滞留して部屋の平均気温を押し上げてしまいますので、ときどき、扇風機を上に向けて天井付近の空気を下とかき混ぜてしまいます。
最初は部屋の空気がさらに暑くなるのですが、気流が生まれてしまえば効果的に暑い空気を追い出すことができます。逆に気流もつくらずにいると、天井付近にとどまっている暖気はいつまでも消えてくれないのです。
3. 物置、本棚の熱を奪う
天井と同じくらいに熱をもっているのが、我が家の場合、本棚やクローゼットの中です。実際、物や家具が暑くなっていると、外気を取り込んでいるだけではなかなか冷えてくれません。そこで:
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物置などを開け放し、中に扇風機の風を導いて換気
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とりこんだ外気を直接本棚などに吹きあてて冷却
ということをしてみると、にわかに部屋のなかが涼しくなってくれます。
ポイントは、扇風機を「人が当たるための道具」だけではなく**「気流を生み出す装置」**としてガンガン回し続ける点です。人がいてもいなくてもずっと扇風機を回し続け、「取り込み外気」と「部屋の中の気流」の両方を絶やさずにいれば、しだいに室温は下がってきて、眠る頃にはなかなか快適になってくれます。また、直進性の高い気流を生み出すには、Honeywell のターボサーキュレーターなどもおすすめです。
暑さも盆までというのは、多くの地域では気象学のデータからも証明されています。あと2週間ほど耐えればピークも過ぎましょうか。頑張りましょう。
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