Life Hacks PRESS Vol.2 が届きました!

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4月18日に発売予定の Life Hacks PRESS Vol2 の著者本が届きました! Amazon では小さくてよく見えませんでしたが、表紙のフクロウが「エンジョイ!ハッピー!ライフ!」と言っていてかわいいです。

初めて自分の書いた部分以外の全体を読むことができたのですが、大橋さんの特集1、そして著名人のインタービュー記事も魅力にあふれていますし、特集3「厳選利用テクニック60+α」は、Life Hacks PRESS Vol1 以来生まれた数多くのツールを網羅していてとても便利です。ムック本としてはかなり活字の多い、読み応えのある仕上がりになっています。

今日は自分の担当した特集部分についてちょっと前宣伝を書いてみます。

特集:「7つのロジックと10のテクニック」について

最初担当の方から伺ったのは「ライフハックを実践できていない人、自分のために有効に活用できていない人は以外に多いのではないか?」というお題でした。そこで「時間活用術」という断面から、ライフハックを実践するための方法を Lifehacking.jp で扱っているネタを拡張する形で書くのはどうかという話になりました。

それから1ヶ月以上悩みまくり、草稿をいくつも書いては捨て、結果まとまってきたのが本特集です。無数のライフハックのなかから最も重要な固有ベクトルを、考え方として頭の片隅に入れておくだけで役にたつ「ロジック」の部分と、初期投資ゼロでいきなり投入することのできる「テクニック」の部分にわけて構成するというコンセプトです。

ロジックの部分には、「目標を作ることがなぜ時間節約になるのか?」「時間コストに敏感になること」といった、主体性をもった時間感覚を身につけるための考え方をまとめています。

テクニックの部分には、自分が実践している習慣リボルバー法や、や、一流の研究者から学んだ先読み術について書き下ろした項目や、43Folders の Merlin や Zen Habits の Leo の許可を得て Inbox Zero や Zen To Done の紹介をしています。特定の場面で実践できるテクニック集という感じです。

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またロジックとテクニックの両方で、最初の数個は「自分一人でできるもの」、次の数個が「外からやってくる情報の処理方法」、最後の1、2個が「他人に時間を奪われないための方法」というような、「7つの習慣」を知っている人ならご存じの「自分自身から周囲へ」という方向で書き進めています。

ページの関係でなかなか上手に織り交ぜられませんでしたが、本特集は「時間に追われている全ての人」に向けたエールのつもりで書いています。**考え方を変えれば人生が変わる、初期投資ゼロで生活を楽にするテクニックがある。**これは自分がライフハックの実践から得た貴重な経験です。

私自身は一介の研究者で、こうした「仕事術」系の雑誌に寄稿するのは場違いではないか? とも思ったのですが、こうした経験を伝えることがいささかなりともできれば幸いです。

本屋で見かけたら、ぜひ手に取ってご覧ください。また、来週末のあすなろ Blog カンファレンスでも発売しているそうですので、もしよろしければご来場ください。

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。