ポスト RSS の時代が始まっている?
Are We Entering the Post-Reader Era? | Web Worker Daily
毎日 RSS を介してやってくる何百という記事に目を通していますが、ちょっと仕事が忙しくなったりして数日情報収集を怠ると、あっという間に未読数が千件を越えてしまいます。
「RSS ダイエット」に「疑似スマートフォルダ」などを行なっても、時として追いつかないほどです。RSS で大量の情報を受信できるのはいいのですが、本当にこのままでスケールできるのか? とときおり不安です。
Web Worker Daily で紹介されていた記事で、私たちは Twiter や FriendFeed のようなサービスの出現によってポスト RSS の時代に入りつつあるのかもしれないという意見がでていて、なるほどなあ、と考えさせられました。
リンク先の記事は、ブログの記事を配信するためのメカニズムとしての RSS は当面消えることはないものの、さまざまなサービスが私たちの情報収集のニーズをさまざまな形で代行するようになるだろうということを指摘しています。たとえば次のようなツールが RSS が担いきれないニーズを満たしつつあるというのです。
Twitter や FriendFeed: 情報収集の目的が記事そのものよりも、Scoble や Leo Laporte のような興味のある個人を追うことだったら、RSS はむしろ受動的すぎて、その人の生の声から離れている感じがします。私自身、なんだか最近は好きな人の記事を探すよりも、意識的に Twitter や FriendFeed で追いかけるようになりはじめています。
Alltop のような集約サービス: Guy Kawasaski が始めた Alltop のようなサービスは、それこそ RSS 記事を読んでいる暇がない人のために、それぞれのカテゴリで最も著名な人の記事をまとめて読ませてくれるものです。ヘッドラインだけを追うことができれば満足という人なら、Alltop で選択されているブログを信頼して読むだけで話題に遅れることはありませんので、とても時間節約になります。Alltop のライフハックセクションをご覧いただき、RSS フィードを読むのとどっちが効率的か比べてみてください。
もちろん「ポスト RSS」といってもにわかに RSS がなくなるわけではありませんが、「もっとあの人の言ってることを追いかけてみたい」とか「この分野のニュースを5分以内に網羅したい」といった多様なニーズに応えるサービスが RSS の上に構築されてゆく段階なのかもしれません。
私自身は現状として、1) 自分が詳しく知りたい分野の RSS は残らず購読、2) それ以外の分野では Alltop を使ったり、著名人を FriendFeed で追うという使い分けを行なう、という風に、そのトピックに関連してほしいと思っている情報量と密度にあわせてツールを使い分け始めています。
みなさんはどう思いますか? RSS 以外にも Twitter や FriendFeed といった情報収集の手段がふえてきたことで、ネット上での情報の集め方が変わってきたと思いますか?