隠れた曲を探し出す iTunes のスマートプレイリスト
Top 10 iTunes Smart Playlists | Lifehacker
いつも iTunes + iWow で音楽を聴いていますが、iTunes には想像以上の情報が蓄積していて私たちの音楽の視聴活動がデータとして詳細に記録されています。たとえば「最後にどの曲をいつ再生したか」とか「どの曲をスキップしたか」といった情報までメタ情報として記録されていますので、こうした情報を逆に利用してスマートプレイリストを作れば、全自動でその場のムードにあわせた音楽を抽出してくる事ができます。
そうした便利なプレイリスト・トップ10 が Lifehacker で紹介されていました。トップ10といっても、基本となるのはそのうちの 3,4 個ですので、その中から自分もいつも使っているものと +α をご紹介したいと思います。
音楽のみ: オーディオブックや、トーク、落語などを含まない、音楽だけのトラック
これは基本中の基本ですが、オーディオブックや、ポッドキャスト、動画などを除去するためのもっとも基本的なフィルターになります。必要に応じて後述の「コメント」を使ったフィルターを組み合わせ、アルバムに時折入る「語りだけのトラック」などを除去しています。
最近聞いていない:
これも基本ですが、x ヶ月以内に聞いている・聞いていないという情報は曲を選ぶ上で心理的に重要なフィルターになります。
短いトラックはのぞく:
ときおりアルバムには短かい効果音だけが入っているトラックなどもありますが、そうしたものを除去するためのフィルターです。過度に長い曲を除去するのにも同じようなフィルターが使えます。
つまらない音楽はのぞく:
iTunes は私たちが「曲を飛ばした」という情報も記録しています。スキップした回数が多いという事はその曲がつまらないものである可能性が高いので、スキップ回数でフィルターを作る事で、無意識のうちに私たちがくだしているその曲への評価をとりだすことができます。
タグがついたもの:
iTunes で記録されない、その曲に対してもっているイメージなどはコメント欄に「タグ」として記録することで事で検索したり、検索から除去したりするのに使えます。たとえば「やる気」「静か」「暗い」といった一言をいれておくだけで、プレイリストにその曲を加えたり、外したりするのに使えます。
全てを組み合わせる
ここまでのプレイリストはどれも簡単ですが「人間にとって意味のあるファジーな情報」を浮き彫りにするようなものになっています。こうしたスマートプレイリストをいくつか作っておけば、あとはそれらを組み合わせる事で好きなイメージの曲を抽出する事ができるようになります。
スマートプレイリストを作るところまではけっこうやるのですが、実はこの**「単純なスマートプレイリストを組み合わせる」というのが最も柔軟性の高い使い方**だということは最近やっと気づきました。スィッチをオンオフするようにプレイリストをつけ外しすることで、自在にムードにあった曲が自動で探せるのはなかなか便利です。
さて、ここまで書いたらあとは自由自在だと思いますので「やる気のでない昼下がりに聞くと調子のでるこぶしのきいた演歌のうちここ3ヶ月きいていないものをレート順に並べる」フィルターを作るのは練習問題ということにしておきます。