ワーカホリックとは頭脳の牢獄。脱出する術は...。
5 Boundary-Setting Tips for the Work Obsessed | The blog of Author Tim Ferriss
存在するすべての時間を仕事に投入している人、まわりにいませんか? 生産性が上がっているかとか、それだけ利益を上げているかといったことに関係なく、時間だけは投入している人。
誰にも止められないくらいの情熱で仕事にうちこむのは良いですが、逆に必要がないところに仕事を生み出してもう止められない、「仕事がやめられない」という状態も考えものです。時間を生み出せなければ、成長もないからです。
時間さえあればすべてを仕事か、雑用にかけている人を時折みると、映画「マトリックス」(最初のやつですね)の登場人物モーフィアスの台詞を思い出します。「お前は奴隷なのだ。お前は他の皆と同じく、束縛された世界に生まれ落ちてきた。見る事も、触る事もできない牢獄に。それはお前の頭脳のための牢獄なのだ」。
ちょっと前ですが、4-Hour Workweek の Tim Ferriss のブログに、Web Worker Daily の方がゲスト投稿をしていて、「ワーカーホリックのための、仕事と休みの境目を作る5つの方法」を紹介していました。ワーカホリックのための脱出のヒントになりそうです。
ちょっと考えれば当たり前の事ばかりですが、実際にどれか一つでもやってみると、心が解き放たれて軽くなると思います。以下、原文の意をくみつつまとめてみました。
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「とりくむこと」が要求される趣味をもつ:テレビをみたり、映画をみたり、インターネットをみるといった受動的な趣味よりも、こちらから取り組む事が必要な趣味、スポーツや、芸術、パズルなどを行なう。時間を投入しなければ行けない分だけ、強制的に仕事から頭を引き離せます。
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個人的な生活にも目標を持つ:仕事だけでなく、「海外旅行にいく」「あの山に登る」といったゴールをたてて遊ぶ。すると週末ごとの休暇が「仕事の合間」ではなく、長い目標への道程となります。スポーツのトレーニングなどは最も効果的。
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他人と約束をする:仕事ができるまでは遊べない、と人生に保留ボタンを押してませんか? 電話を拾い上げて、週末に家族や友人と会う約束をするだけで、気が仕事からそれて楽になれます。
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仕事と個人生活を分ける:メールアドレスやパソコンを、仕事と私生活できっちり分けないと、どうしても気になっている仕事の方に引きずられます。今はどこからでも仕事ができる時代ですので、意識的に分けないといけません。パソコンが2台持てないなら、せめてウィークデーと週末とでアカウント分けてみるのも一つの手です。
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先に「いいえ」の答えを用意しておく:ある種の仕事については、誰がなんといってもやらないと最初から決めておきましょう。ケース・バイ・ケースで引き受けるか悩むのではなく、「日曜日は必ずオフ」とか「週末は仕事を持ちかえらない」など、自分にあったルールを決めておく。
友人に電話をするだけでも、「おい、今度会おうぜ」という話にすぐになりますから、電話一本だけでも仕事に目がくらんだ状態から引き戻すのには効果十分ですね。
以上5点は自分がワーカホリックになっているときの注意点ですけれども、同じくらい気になるのが、となりのワーカホリックさんです。周囲に、仕事と生活の境目を見失いつつある人がいて気にかかるということもあるかもしれません。心配というのもありますが、そういう人から無から想像された雑用が飛んでくるのもかないませんので。
そういうときは、日常を変えてみるとという手法が使えます。たとえばいつもの近場の飲み屋ではなくて、探検心をそそるちょっと遠くの店を選んで誘ってみてはどうでしょう。そして、ふだんとは違った場所から、日常を振り返れるようにしてみると、目先のことから目がそれる場合もあります。1度や2度ではうまくいかない可能性は高いですが。
さて、ちょっと心配なあの人をどんな風にして誘い出すか…。