「毎日マインドセット」で人生の最小単位「毎日」をカイゼンする
The Magic of the Every Day Mindset | I will change your life Weekly Digest: 48 Fantabulous Tips to Boost Your Productivity | Ririan Project
一時間が一日を作るパーツだと考えるなら、一日は人生を形作るパーツだと言えるでしょう。普通の人は毎日一度目覚め、一度の朝と昼と夜を過ぎて、毎日一度眠ります。そんな「毎日」がそもそも楽しくなければ、どんな良い未来が待っていても、どんなに楽しい思いでが過去にあったとしても、いまのこの瞬間に幸せに感じることはできないでしょう。「毎日」は「瞬間」と同じくらい、ライフハックの基本の時間単位なのです。
Ririan project 経由で、I will change your life というブログの「毎日マインドセット」という単純ですが、それだからこそ導入しやすいマインドセットについて読みました。
マインドセットとは自分自身の思考の「方向性」だとか「基本原則」といっても良いものです。
1. 毎日を必ず楽しむこと
仕事であれ、職場の人間関係であれ、毎日の自分の生活が楽しくあるように工夫することが第一のマインドセットです。 もし今、毎日を楽しめない状況が何かあるのなら、それこそが毎日少しずつでも良いのでハックして楽しくなる方向にもっていくべき要所だというわけです。
楽しいことを見つけるか、作り出すかはその場次第ですが、毎日に一つの「楽しい」が必ず探そうと意識的なセッティングをするのが、このマインドセットの要点となります。「私の毎日は楽しむためにある」と根拠も脈絡もなしに決めてしまうことで、楽しみをもたらすものに敏感になりましょう。
また注意すべき点として「何か楽しいこと」「良いこと」を待っていてはいけないとのことです。収入の増加や、新しい車の購入、夢の転職などは、素晴らしいことは素晴らしいのですが、毎日の「楽しい」ほどには、思ったほど永続的な喜びをもたらしてはくれなかったりするからです。
2. 毎日小さな一歩を踏み出す
夢や目標が大きいほど、今の自分との落差の大きさに尻込みしてしまったり、 気分が落ち込んだりすることが多いですが、毎日にできることはそもそも小さな一歩だけなのだと悟るのが、第2のマインドセットです。
毎日何かを 1% だけ変化させるようにしていけば、時間とともにその効果は絶大になります。
このマインドセットを自分に導入するには、「私は毎日の小さな一歩に満足する。それがゆくゆくは大きな変化をもたらすと知っているからだ」という文句を信条とするのが近道だといえそうです。
3. 毎日の習慣は必ず毎日行う
活動力が弱まっているときは要注意です。学習であれ、人間関係の改善であれ、風向きが悪いときにいったん断ち切れた習慣は、結果的に取り戻すのに非常に長い時間がかかってしまいます。毎日の習慣を書き出して、必ず毎日行うようにすること、それが長期的にみて大きな差を生み出すわけです。
現在取り組んでいる習慣を一覧表にして、「いいからやっておこう」という思考のクセをつけてゆくことがこのマインドセットの要所です。
おまけ
マインドセットはめがねのように、私たちの視点のフィルターとなるものです。私たちの毎日は「楽しむために」「毎日小さな事をするために」「まいにちの習慣を行うために」あるのだという考え方を導入することで得られる力は非常に大きいでしょう。2008 年の成長に向けて自分自身もこれを実践するための準備をしたいと思います。
ただ、わたしとしてはもう一つだけ、マインドセットとはいえないかもしれませんが、毎日のフレームワークにぜひとも入れてほしいものがあります。
4. 毎日を必ず記録する
年をとってくると毎日が早く進み、あっという間に一年が過ぎてゆくといいます。私にとってそれは非常に恐ろしいものです。毎日に起こることが、楽しいことであれ、腹立たしいことであれ、何も残らずに過去に消えてゆくだけなら、その瞬間に「楽しい」とか「腹立たしい」と感じていた時間は本当にあったのでしょうか。毎日の自分の記録を将来にむけて残しておくことは将来の自分への責任であり、「毎日」を大事にするための基本ルールだと私は考えています。
悲しいことに、私はユビキタス・キャプチャーをしていなかった 20代のころに何があったのかを、もはや詳細に思い出すことは出来なくなり始めています。逆にユビキタス・キャプチャーをしているここ3年の出来事は、細大漏らさず手帳が記憶しています。これが将来の自分にとって大きな財産になることは疑いありません。
成功の喜びをかみしめたり、来し方を振り返ったり、自分はそもそもどんな夢を描いていたのかを過去の自分に語ってもらうためにも、「毎日」を一行ずつでいいので記録しておこうという意識をもっておくことは大事です。