ライフハック交差点 (6) :人間関係をハックするための3つの法則

lifehack.jpg 第6回 人間関係をハックするための3つの法則 | Gihyo.jp

ありがたいことに連載6回目の「ライフハック交差点」です。今回は、アメリカのライフハック界でもここ1年くらいに特に多くなっていた、人間関係のハックについて共通点を見ていきました。

P. G. ハマトンがこの分野の本では古典でもある「知的人間関係」 の前書きで、人間関係には法則を見いだそうとしても例外が多すぎるので「一番現実的なやり方は、絶対的な断定は差し控え、個々の場合のそれぞれの観察だけを信頼すべき」と書いていた警告を裏切ったのではないかと心配ですが、ある程度は汎用性のある内容になるよう工夫したつもりで書いてます。

「人間関係」をハックするというと、「心理術で相手を操作しよう」という類のものもたくさんあるのですが、私はこれはあまり感心していません。知らないうちに部下のやる気を引き出したりするような善意のハックは別として、どうも邪道なような気がするわけです。一度や二度は別として、そういう小手先のことは長くは通じないものだと思います。

ときにライフハックは常識を地道にやることに帰着してしまうのですが、それこそが、ライフハックが Advanced Common Sense と言われるゆえんなのだなと思います。私も人間関係が苦手な一人ですので、地道に改善を心がけたいと常々思ってます。

いつも人間関係や、幸せを感じるための実践的方法について書かれたブログでいつも参考にしているものに、The Happiness ProjectBalanced Life Centerがあります。こちらもあわせておすすめです。

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。