本を、漫画を、たまった紙資源のすべてを電子化する
今年も残すところ50日間となってしまいました。それもあって、ちょっと気が早いと言われるかもしれませんが、オフィスで毎日15分の年末の大掃除を始めました。特に春には引っ越しの可能性が50%くらいありますので、何があってもいいように、徹底的に紙ゴミを捨てています。今回は:
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全ての論文の電子ファイル化
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学生さんからいただいた卒論・修士論文など、製本された論文集を廃棄・電子化
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CD-R、MO などの過去の遺産、使わないソフトウェアの徹底した廃棄
を行い、ワーキングファイル以外の紙資源が存在しないところまでペーパーレスを推し進めようかと思います。使用するのは愛用の富士通の ScanSnap S510 で、ページ同士がくっついていたり、紙が湿っていなければほぼノーエラーで自動両面スキャン(カラー・白黒も自動判別)が可能なすぐれものです。
ふだん A4 などの定型の紙しかスキャンさせないことが多い ScanSnap ですが、本の背を裁断してページをばらばらにしてしまえば、本でも漫画でも電子化できますので、「持っているとじゃまなんだけども、捨てたくはない…」という中途半端な位置づけの持ち物を全て電子化することが可能です。「本を裁断してもいいんだ」という発想さえ定着すれば、オフィスのペーパーレス化は一段と推し進めることが可能です。
本などを裁断するには、
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一度に裁断できないものは背を分割
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大型裁断機で本の背を裁断
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ページがくっついていないかめくって確認
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ScanSnap S510 でほぼ全自動スキャン
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データを確認後、紙はリサイクル
という手順で行います。漫画に関してはすばらしく詳しい解説がありますので参考にしてください。(注意したいのは、分厚い紙の裁断は専用の裁断機でないと危険だという点です。決して無理をしないように気をつけてください!)
そういえば昔、書きあがって製本機のぬくもりもまだ消えていない卒論をもってゆくと、それをもってきた学生の目の前で裁断してスキャンしてしまう教授の話を聞いたことがあります。せめて学生が帰ってからにすればいいのに…。