Blog Action Day: 今日の「無理だ」は明日の「当然」

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今日は以前に告知していた Blog Action Day です。テーマは「環境」。世界中でおおぜいのブロガーが同時に「環境」について記事を書いている日です。Lifehacking.jp は以前も告知した通り、今日の記事を環境をテーマにして書き、今日を含む1週間の広告収入などをチャリティーに寄付する予定です。

ちょうど私は今、北海道でとある学会に参加中で、あと数分で地球温暖化についてのセッションを聞きに行くところです。私にとって環境とは、一も二もなくこの地球であり、地球温暖化はその環境の大きな危機だと考えています。

以前はこのテーマについてよく出てくる、「どうせ温暖化なんて止められないんでしょ?」「自分が死んだ後まで結果が見えない活動は無意味だ」といった意見に返す言葉もなかったのですが、最近は誰であっても、普通の人が環境を意識する生活をすることに意味はある、いや、そこからしか世界は変わらないと強く思うようになりました。

ライフハックと同じで、環境を意識した生活にはメリットと、スマートな習慣を導入した満足感がたくさんあり、やって損をする物ではありません。

環境を意識した生活はお金の節約になる: バイオエタノールなどの生産にともなっていろいろな食品や製品の値段が上昇していますが、物価の上昇 = 収入 の減少とみることもできます。実に腹立たしいことです。でも省エネをすることで、思っても見なかった形でお金を節約できることはたくさんあります。一方的な物価上昇に喘ぐのではなく、一矢報いてやる気分でとりくめば、お金も節約できて、環境にもよい活動になります。

面倒なのは最初の数週間だけ:環境を意識した生活というと、まるで息を止めて生活しているような窮屈なイメージがありますが、実際はもっと気楽に自分でも驚くほどのことができます。子供の頃、まだゴミの分別があまり行われていなかった頃を覚えていますか。今ではどうでしょう。ペットボトルを燃えるゴミに投入すると、なんだか気分が悪くなりませんか。ようは、小さな行動の習慣化というわけで、ライフハックと同じわけです。

私はいま燃えるゴミ、燃えないゴミ、プラスチック、紙資源、ペットボトル、瓶、空き缶を毎日分別して生活するようになりましたが、これも慣れるのにイライラしたのは最初の1ヶ月程度で、いまではこれをやらないとなんだか気分がむずがゆくなってきます。今日の「無理だ、できない」は明日の「やって当然」に容易に変化します。

ゲーム感覚で CO2 削減に参加しようチーム・マイナス6%について聞いたことがあってもホームページをみたことがないという方は、ぜひ一度ご覧下さい。どういった生活習慣がどれだけのCO2 削減になるのかといった解説に、チーム・マイナス6%のチーム員宣言など、自分はどれくらい削減できるかを正確に計算してくれるツールがあって、アンケート感覚で一度やってみるといろいろなことがわかります。

Personal Kyotoはニューヨークの市民向けに作られたページですが、べつに誰でも参加できる「自分だけで京都議定書を実践してやれ」という、自分のエネルギー消費量を記録するためのページです。こうしたCO2 削減量で競争するようなコミュニティーサイトは今後増えるはずです。

地球温暖化は止まらないわけではない:ちょっとだけブロガーの仮面を外して書きますと、「地球温暖化はどうせとまらない」という意見は、まるで「どうせ人間は死ぬのだから何をやっても未来はかわらない」と言ってる人のような自暴自棄なところがあるような気がします。

私たちは自分たちの努力やビジョンで人生が大きく変えられると信じていますし、それを見ることもたびたびあります。環境についても同じです。地球温暖化を完全に止めることは確かに不可能に近いのですが、「これだったら耐えられる」と大勢の人が納得できるレベルで食い止めることは可能です。 それには、一人一人のライフスタイルの変化が不可欠なのです。

今日の Blog Action Day には実におおぜいのブロガーが参加しています。ぜひ他の人の声も聞いてあげてください。なお、本日だけでは少なすぎますので、ここ一週間のアフィリエイト、広告収入などのすべては環境問題について活動している団体に寄付させていただくこととします。

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。