夏休み特集 (1) エアコンなしに涼しく過ごす方法
暑いですね。仕事関係で入手したものですが、気温を測るための気温ロガー(RTR-52がおすすめ)を複数使って、書斎の気温を正確に記録したところ、天井が36.4度、床が34.2度、目線あたりの気温が35.1度という状態でした。これはたまらない。
居間にはエアコンがありますが、なるべくそれを使わずに涼めないかと思い、いろ いろ探してみたところ、実際役に立ちそうないくつかのテクニックを見つけることができました。
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体温を下げる: 感じる暑さを和らげるには、体幹温度(体のなかの温度)を下げないといけません。手軽な方法として、手首、首筋、腿、かかと付近など、大きな血管が流れているところにタオルで巻いた氷を巻き付けて、血液から温度を奪っていく方法があります。しばらくすると、体温が徐々に下がってきて、快適になります。
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消灯: 照明からでている熱量はばかになりません。必要とする以外の明かりは消したり、ついでに使っていない電化製品もコンセントから抜いて待機電力を使わないようにすれば、それだけ空気中に放出される熱は少なくなります。
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予防: 昼間に直射日光が入ってくる部屋の場合は、昼間のあいだその窓の雨戸を閉じる、あるいは遮光カーテンを取り付けることで、部屋の中に入ってくる熱を少しでも少なくできます。アメリカの古い牧場では昔、昼間は厩舎の戸口を全て閉めて気温の上昇を抑え、逆に夜は開けはなって空気をいれていたところもあったそうです。(でもこれは、日本ほど湿度がないからできる話かも…)
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換気:日にもよりますが、夜になってくると建物が熱を持っているせいで、屋内よりも屋外の方が涼しくなってきます。扇風機を回すときには、室内の暑い空気を循環させるのではなく、窓側に扇風機をおいて外の空気を中にいれるといいでしょう。また、換気扇を使って台所付近の暑い空気を排出するとさらに効果がでます。
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換気2: これは過去の「ためしてガッテン」でみた換気方法ですが、部屋の空気を入れ換えるときには、窓を広く開けるのではなく、15cm ほどにして狭い隙間から勢いよく空気を通した方がよいとのこと。また小さな部屋の空気を入れ換えるには、部屋の入り口から斜め上に向かって扇風機をまわすと効率的に空気がでていくそうです。
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降参: 以上をしても耐えられないという場合は、あきらめてシャワーを浴びたりして、扇風機の前で気化熱が奪われてゆく至福の一時を過ごしましょう。やはりこれが一番手っ取り早いかも…。
一項目目の、血液から体温を奪い取るのはなかなか効果があります。最近は氷枕を腿の後ろに設置しないと眠れないです。でも体温が低くなりすぎてもいけませんので、注意して試してみてください。