カードと Molskine pocket でアナログ GTD の実装

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今週末から来月のあいだ、二回に分けて長期の海外出張です。出歩くことが多いので、ベータ版の OmniFocus で維持している GTD プロセスをいったんカードに移行することにしました。

そこで今回使うことにしているのが、Moleskine ファンにはおなじみ、Moleskine Memo-Pockets (小)です。見た目は普通の Moleskine ですが、蛇腹になっていて6つのポケットがついているものです。ふだんはレシート、プリペイドカードなどが入っていますが、今回は6つのポケットにそれぞれコンテキストを与えて、5x3 情報カード(コクヨ・シカ-30)でタスク・プロジェクトを管理することにしました。

それぞれのポケットは:

  • Inbox:当面の思いつきなどを放り込む場所。毎日ゼロに持っていく。

  • 仕事:出張先の方が仕事が進んだりするので、それをマネージするためのポケットです

  • ブログ:出張中にこのブログを維持するためのネタ帳、作業リストなどです。

  • オンライン:出張中はネットに接続できる場所と時間が限られているはずですので、時間をむだにしたくありません。ネットにつながったらやることを全てここに入れておきます。

のこり二つのポケットはいつもどおり紙くずとか、個人的なもののためにとってあります。写真で見るとおり、蛇腹は思い切りのばすと自力で立たせることも可能ですので、こうして立たせたまま毎日のインボックス処理ができます。

情報カードの入力方法

いずれもっと使いこなせるようになったら詳しく紹介しますが、私はタスク・プロジェクトを1枚のカードに書き入れるようにしています。カード上部に「表題」を書いて、下に完了条件を書きます。

ありがちなのは、タスクのつもりで書いたら、実は複数の工程が必要な「プロジェクト」だったという場合です。そのときはカードの右上のボックスに印をつけてそのカードを「昇格」させ、複数のタスクを裏側に書きます。コクヨの情報カードはほとんどが裏が方眼になっているので、こういうときに便利です。

さて、これで移動の準備は完了。あとは出張先で発表予定のプレゼンの準備だけか…。

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。