新しくなった Nisus Writer Pro [Mac OS X]
むかしむかし、Mac OS X 以前の時代に大学の学術情報処理センターに入っていたマックで使っていたワープロソフト、それが Nisus Writer (ナイサス・ライター)でした。
Mac OS X 時代になって、ずいぶんと使い勝手が悪くなったのでついぞ忘れていたのですが、最近になってやっと生まれ変わった Nisus Writer Pro が発表されて、各方面から評判の声が入ってきました。
さっそくダウンロードして使ってみたところ、なんとも懐かしい昔ながらの Nisus Writer なのですが、Mac OS X 時代にきちんと対応した、見事な作りのアプリケーションに進化していました。いくつか特筆すべき点をまとめておきます。
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メニューは日本語化されていませんが、日本語の扱いは完全にできます。PowerFind でもちゃんと日本語を高速に検索、置換できました。
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とても高速にさくさくと動きます。また使いたい機能がすぐに手に届くところにありますので、全体の操作感もスピーディーです。
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索引、目次といった、長文に必要な機能も健在。索引の機能は実に便利になりました。
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作成した文章を RTF, PDF, Word 形式などでセーブ可能
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定評ある PowerFind 機能がすごい。パラグラフの最初だけとか、HTML タグだけ、ワードの先頭マッチといった、正規表現に近い検索と置換ができます。もちろん日本語の検索・置換にも問題ありませんでした。
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Geek 向けかもしれませんが、Perl も使うことも出来るマクロ機能もあります
驚いたのは、Microsoft Word と遜色のない機能がそろっていながら、それらがずっと使いやすく実装されていることです。Word よりも断然操作しやすいのです。
Word ファイルを読み込ませてみたところ、体裁がいくらか変わってしまいましたので Word の代わりにつかうということは出来ないかもしれませんが、文章をがんがんと書いているときには、こちらの方が使いやすい気がします。
Nisus Writer Pro が $79、Express が $45 ですが、これだけの機能があるならけっして高い気はしません。デモ版のダウンロードも可能ですので、気になる方は上のリンクをたどってみてください。
Welcome Back! そう言ってあげたい、うれしい復活です。