新しい Backpack が公開

二日前に「近日アップデート」と紹介したばかりだったのに、もうリリースされました。先日紹介した「コンポーネントの自由配置」と「セパレータ」の機能に加えて、非常に便利な機能がいくつもさらに追加されていました

  • コンポーネントを別のページに自由にドラッグ & ドロップできる機能: これでページが混雑してきたら適当にその一部分を他のページに移動したり、整理することが可能です。早速満杯になっていたパスワードのページを分割して整理しました!

  • 検索機能:今まで要望の高かった全てのページを横断した検索機能が追加されました。万歳!

  • 箇条書きの題名を自由に設定:今まで箇条書きのリストが一つしかない場合は名前が “List” から変更できませんでした。やっとこの不具合が修正されました。やっと!

  • 共有しているページにフィードが追加:他人に向けて公開し、共有しているページに RSS がつきました。コラボレーションで原稿を書いているときに、他人が修正を行ったのが一目でわかるので便利です。

タグ機能は依然としてページ単位でしかできませんけれども、別ページへのドラッグ & ドロップ機能と、検索機能で、そのあたりは相殺されそうです。

心配だったのは、Backpack のパワーユーザーの間で重宝されていた HTML タグを使ったテクニックの多くがどうなるかでしたが、新しい Backpack でも問題なく動作している模様です。

こうした新機能のおかげで、エディタとして使っている分には Google Documents と Backpack に組み込まれている Writeboard のどちらが便利か、優劣は付けがたくなってきました。

あとはどちらが先にオフライン機能を実装することができるかですね。Ruby on Rails アプリで世界をリードし続ける 37signals に今後も要注目です。

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。