人生のアウトソーシング体験談 [via 43Folders]
Vox Pop: Have you tried outsourcing your life? [43Folders] 43Folders で Merlin が興味深い質問を読者に投げていました。週に4時間しか仕事をしない仕事術について彼も読んでいて、本に従って 人生をアウトソーシングしてみた人はいるか? どんな成功・失敗があったか? という質問です。
人生のアウトソーシングというのは、仕事、調べ物、スケジュール調整、ブログの運営など、面倒なことを外部の、できれば通貨の違うインドなどのバーチャル・アシスタント、VA に任せてしまうというスタイルです。今のところ 35 人の返事があり、いろいろな体験談が寄せられています。
「家内に自分の仕事をアウトソーシングし始めたよ。これもカウントするかい?」 「自分がやっているオンラインショップのために VA を雇ったよ。自分と顧客の間に立ってくれて私のストレスを大いに軽減してくれるだけでなく、自分が苦手な会計の部分を全部やってくれるんだ」 「芝生を刈ってもらったり、家の掃除をお願いしたり、ベビーシッティングを頼むのと同じだよ」 「自分のかかりつけの歯医者がアシスタントを雇うかわりにインドの VA にカルテの処理をまかせていたよ」 「スパムの処理からスケジュール調整まで、身近の秘書と4人の VA にまかせているよ。彼らがいないといったいどうなることか」
さすが 43Folders、みんなの反応が楽しいです。
VA と上手につきあう4箇条
コメントを総合すると、いくつかの共通点が見えてきます。インドの人であれ、身近な秘書や助手であれ、他人に仕事を振るときのコツのようなものです。平社員(平研究者?)のような私にはあまりいままでなかった発想ですが、今後周囲の人と共同で仕事をするときに使える考え方かもしれないと思いました。
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**コミュニケーション能力は大事。**特に Skype でしか相手にできない人と信頼関係を結ぶのには忍耐も必要。大事なのは仕事が片付くことなので、相手にやってもらいたいと思っていることが 100% 伝わるように、まずこちらががんばらないといけない。
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**慣れと経験が必要。**他人が自分の分身のように動いてくれるように、適切な指示ができるまでは、自分で仕事をやるのとは違った経験値が必要。でも意識的に努力すれば上達できる。
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自分がわたそうとしている仕事を他人に理解でき、かつ実行できる要素に分解してわたすという視点
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自分の代わりに考えてもらうようなクリエイティブな仕事よりも、テンプレートができあがった単純作業を渡した方が達成度が高い。「この間のあれと同じ仕事だからよろしく」という頼み方ができる。
何人かがネットの向こうの VA との連係プレーに「コミュニケーションが大事」と書いているのには安心しました。自分がやりたくないことを他人に押しつけているというイメージが、少し和らぎました。
何事も体験、というわけでそのうち VA サービスを使ってみようか…..と真剣に検討中。