YouTube を1クリックでオフライン視聴できる新しい Real Player が開発中
NEWS: Real Networks Takes YouTube (and other Flash) videos offline « Scobleizer:
ウェブのリッチなコンテンツをオフラインでも利用できるようにする、という流れは止まらないみたいです。昨日の Google Gears に続き、今度は Real Networks が YouTube を含むビデオコンテンツ(ストリーミングを含む)をローカルにダウンロードできる新しい Real Player を発表しました(Real の正式発表と、Scoble のインタビュー)。新しいプレーヤーは6月にまずは PC 版が発表される模様です。機能・制限としては:
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Flash 形式、WMV、Quicktime の全てで利用可能。ストリーミングされているビデオも録画可能
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ホームページ上のビデオコンテンツを自動認識して、小さなアイコンを表示し、ダウンロードできるようにしてくれる
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CD へコンテンツを焼くことができる(DVD へは有料版のみ)
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今のところ iPod に直接入れる機能は実装されない模様
そもそもなんでライフハック系のブログでこんなニュースを紹介するかというと、こうした技術の発展が**「タイムシフティング」をさらに加速してくれる**と思ったからです。
9時からのニュースを見るために9時にテレビの前に拘束されるよりも、今では多くの人がテレビ番組をパソコン・ビデオ・HDD レコーダーに録画し、あとでとばしながら見るようになりました。こうしたタイムシフトの習慣は時間の節約にもなりますし、時間の使い方を自分で決めることができるというメリットがあります。
この新しい Real Player を使えばこれと同じように、ネットのある環境から外に行く前に YouTube のコンテンツを1クリックでバックグラウンドでダウンロードしておき、あとで視聴できるようになるのでなかなか便利だと思います。もちろん自分でダウンロードして iSquint などのソフトで変換すれば同じことができますが、ビデオを見るのと同じくらいの時間がかかって面倒ですので、ツールがあるのは歓迎です。当面は他にも YouTube ビデオをダウンロードする方法はたくさんありますので、まずはそちらを利用した方が早そうですが、とにかくこの流れは今後加速しそうです。
YouTube 時代に乗り遅れていた印象のある Real がユーザーを再び獲得して巻き返せるか。あと一部で指摘されていますが、このサービスが YouTube の規約に反していないかも含めて (特に 3A(ii)の項目)、いろんな意味で注目。