どの仕事にどのくらい時間を費やしたのか? を調べる Rescue Time

logo.jpg Tech Crunch 経由で入ってきたニュースですが、PC や Mac で「何のアプリにどのくらいの時間を使っていたのか?」を計測する Rescue Time というサービスが紹介されていました。

時間管理の第一歩は、自分の時間の使い方の把握から。そういうときに、自分の仕事のしかたのどこがボトルネックになっているのか、どこが時間の無駄になっているのか、どのアプリの使用量が一番多いのかといった情報があると、毎日の作業量を冷徹に評価できますので、非常に便利です (間違った手に落ちれば怖い話ですが…)。

この Rescue Time というサービスは PC や Mac で提供されているソフトをインストールしておくと、自動的に彼らののウェブサイトに情報が送信され、次のような区分で時間の使い方を表示してくれます。

  • 仕事・遊び・ブログといった、タグ区分された時間の使用用の比較

  • タグごとに何のアプリをどのくらいの時間使用していたかを表示

  • アプリごとの使用時間の表示

  • どのウェブサイトにアクセスしていたかと、その時間の情報

  • ゴール設定と目標値の達成率

こうした情報を、ユーザーの側からの手間のかかる入力なしで集計されるのは非常に魅力的ですが、反面、それを自分の上司にみられたりするのはバツが悪いですね。純粋に自分のボトルネックを調べるのには使ってみたいかもしれません。いまはまだクローズドベータの段階だそうですので、興味のある方は彼らのウェブサイトでサインアップしてみてはいかがでしょうか?

また、こうした情報が他人に送信されるわけですからプライバシーが気になるところですが、Rescue Time の FAQ によると、

  • いつでもポーズボタンでトラッキングソフトの活動を停止できる

  • 9時から5時、というようにトラッキングソフトの活動時間を設定できる

  • 収集する情報は使用しているアプリの名前、行ったサイトの名前と、経過時間だけとお約束します

とのことです。こうした点が気になる方は、ちょっとした時間管理のためなら Rachota を使ってみてはいかがでしょうか。

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。