トレンドを重視したサイト運営を可能にする新しい Google Analytics
Official Google Blog: A whole new experience for Google Analytics:
ブログのトラフィックをみるのに Google Analytics を使っている人も多いと思います。今朝、Google Analytics のインターフェースが全面的に見直され、いままで以上に使いやすくなりました。新しいインターフェースを使うには、Analytics 設定のページから「レポートビュー・新しいベータ版」を選びます。ちょっと使ってみて新しくなっていた場所は:
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すべての情報についてトレンドをみることができるようになっています。たとえば GTD というキーワードがどれだけのトラフィックを生み出しているか、最近はてなブックマークからきている人が多くなった、といった情報が1クリックでみることができます。
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地域表示が以前は世界地図だけでしたが、アジア・日本といった詳細な表示が登場しました。もちろんここでも上の<トレンド>表示ができます。
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ほとんどの情報をより柔軟に表での表示、パイグラフ、棒グラフで示すことができるようになっていました。
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レポートビューの各ウィンドウは** iGoogle と同じようにパネルをドラッグして再配置したり、消したりできる**ようになってました。
などです。全体のコンセプトが「あなたのサイトに来ている人のトレンド」をキャッチするということに主眼をおいているようです。ちょっとアクセスしていただけで、「こんなキーワードが人気があったんだ」、とか「この時期になぜかこの記事が人気になっている」といった情報がみられるようになり、非常に参考になりました。
企業や e コマースサイトで使っている人にとっては、Adword などのターゲット広告を利用している人にとって重要な情報源になりそうです。まあ、Analytics の存在自体が Adwords 支援という意味合いが強いのですが。
残念だったのは、全体に機能が増したせいか Flash が重くなっていたこと。あと、わりとみるのが楽しかった1日の中での時間別アクセス数の表示がなくなっていたこと、一覧表の表示がブログならエントリーの表題ではなく、URL になっていたので頭のなかで変換しつつ読まなくてはいけなくてわかりにくくなったこと、などです。新しいインターフェースはまだベータ版ですので、このあたりフィードバックしていくと、改善してくれるかもしれません。
ちなみにこの新しい Analytics のプロジェクトマネージャーは 43folders の Merlin のお友達の Jeff Veen さんです。Merlin show で話していた、google での仕事術の対談がなかなか楽しいです。