人生の航海日誌に Moleskine ノートを

[moleskine-stack.jpg Moleskine ノートに日々のすべてを書くようになってから3年が経ちますが、そのあいだに、ずいぶんとノートもたまってきました。

私は通常はポケットサイズの罫線つきの Moleskine Ruled Notebook を利用しています。

特別な使い方はなにもしておらず、192 ページのノートの最初の 2 ページを目次にして、ページの下の部分にページ番号を書き込むようにしているだけです。目次には特に覚えておきたいできごとや、大きなイベントなどを書き込むようにしています。

最初は一冊のノートが埋まるのに5ヶ月ほどかかりましたが、見たこと、聞いたこと、感じたことのすべてをここにダンプするのに慣れてくると、3ヶ月で一冊ほどのスピードで安定してくるようになりました。

Moleskine にタイトルを与える

ノートが増えてくるとどれが最初のノートで、どれが次のノートかわからなくなってきましたので、ノートの上の部分に開始日と終了日、そしてこの期間にかきこんだ主なできごとについて小さく書いておくようにしています。

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こうすると順序が一目瞭然ですし、並んだ Moleskine をみるだけで、ここ数年のできごとすべてが濃密に思い出せるようになります。一度「すべてを書きこむ」という習慣を作ると、Moleskine が人生の航海日誌のようになってきて、ますます手放せなくなります。こうして数がたまってくると、Moleskine の形が統一されていることと、作りが堅牢であることが活きてきます。

もっとも、毎日のようにわいてくるその場限りのアイディアがノートのなかに埋没していて、検索性が悪くなっているのが最近の悩みです。それらをどのようにして長期的な知的財産にするのかが、今の課題です。

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。