展覧会とシンポジウム「梅棹忠夫と未来を語る」 で登壇いたします

急な告知で申し訳ないのですが、「知的生産の技術」の著者であり、国立民族学博物館初代館長として日本の学問にユニークな足跡を残した梅棹忠夫先生の展覧会とシンポジウムが、京都「ロンドクレアント」で開催中です。

このロンドクレアントは梅棹先生の邸宅を改装してギャラリーにしたもので、今回の展覧会はまさに聖地巡礼といった趣があります。

第一回となる今回のテーマは、「梅棹情報学・文明学とコンピューター」と銘打って、東大の暦本先生の展示が、梅棹先生の情報カードと共演しています。これはぜひ…見に行かねば。

シンポジウムも開催

さて、今回のシンポジウムとならんで、10日、11日、そして17日には特別講演も予定されています。10日には暦本先生による「知的生産とは」という講演が予定されており、その後ろに短くですが、わたくしも登場する予定です。

  • 10日(土)14:30〜18:00 「現代の知的生産の技術」要事前予約 会費3,000円(懇親会飲食を含む。先着30名) 暦本純一さん講演「知的生産とは」 ワークショップ「フィールドノートからエバーノートへ」堀 E. 正岳さん(海洋研究開発機構研究員)ほか

  • 11日(日)10:30〜13:30 国立民族学博物館にて(当廊は通常通り展覧会) 対談「梅棹アーカイブズ〜知的生産の技術は秩序と静けさのために」 小長谷有紀さん(人間文化研究機構理事、国立民族学博物館併任教授) 暦本純一さん 国立民族学博物館梅棹資料室の特別見学 要事前予約 無料(先着30名)

あまりの舞台に少し緊張気味なのですが、いただいたお題がフィールドノートということですので、私の本業である科学の現場でのフィールドノートと、いまのひとがスマートフォンで可能にしている新しい記録の方法、その交点から見えてくる「新しいフィールドノート」についてお話できればと思います。

参加方法がちょっとわかりにくいのですが、会場であるロンドクレアントにメール、あるいは電話にて申し込みとなっています。

おそらくはすぐにいっぱいになってしまうかと思いますので、ぜひ現地でどのようなことが語られたのかもふくめ、私が目と耳になってリポートできればと思います。

お近くの方はぜひ!

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。