[Lifehack Basics] 私の仕事の習慣、すべて公開します

私は仕事がバリバリとできるほうというわけではありませんし、それを標榜するつもりもありません。しかし、日常になるべく最低限のストレスで最大の効果を得るために実践している小さなことはさまざまにあります。いわゆる、「ライフハック」的なものです。

このブログが始まった頃はそうしたものもしばしば記事にしていましたが、2000記事のなかでだいぶ見つけにくくなったのと、iPhone やクラウド技術以降では修正されたものも多数あります。

そこでこれからしばらくは、そうした「私のおすすめする習慣」を固定ページにミニサイト風にまとめていこうと思います。このブログを訪れた方が5分で飲み込み、願わくばその100倍の利益を得ることができるようなものを目指せればと思います。

第一原則:障害を排除する

実のところ、私の考え方については最初の書籍である「情報ダイエット仕事術」からそのまま利用できる部分がたくさんあるのですが、あれ? 絶版になってる? という状態ですので、これを機に一からまとめなおそうと思っています。

よくある仕事術で困ってしまうのは、「こうすれば誰よりも成果を上げられる」「こうすれば必ずうまくゆく」といった「ブースター」を約束するたぐいのものです。人によっては100倍とか、1秒でできるといった、科学者としてどうかと思う数字を挙げている場合もあって戸惑います。

私が仕事術的なものとして考えているのは、1. 主に障害を排除して能力を最大に発揮できるようにするためのものと、2. 小さな変化を繰り返すことで大きな変化を生み出すもの、の二つだけです。

 

category.jpg

障害を排除するという部分では、目標をそもそもダイエットして簡単化するという考え方、そして日常を管理するための時間管理と、有限のリソースである集中力を管理するという3つとなっています。

よくいわれる「タスク管理」が入っていませんが、それはタスク管理はいくらやっても仕事そのものではないからです(いつから、タスク管理が仕事だと錯覚していた?)。ですから、これは時間とリソースの管理に含めて考えています。

第二原則:小さな習慣で大きな航路を変えてゆく

後半の要素は、「知的インプットとアウトプット」と、習慣形成という実践になっています。実は、この知的インプット・アウトプットの考え方はすでに「知的生産の技術とセンス」でかなり触れていますが、もう一度それを「知的生活」の枠組みで捉え直す時期がきたと思っています。

そしてこれらすべてを土台で支えているのが、小さな習慣で人生の大きな航路を変えてゆくという考え方です。これは、どんな人も24時間のほんの限られた部分しか思い通りにはできないという必然を、前向きに習慣の問題として解決するということを意味しています。

毎日が忙しくて人生を変えることなんてできないという苦痛の気持ちを、毎日これができているから、どこかに向かって帆を広げているはずだと切り替えるための手法ですね。

順不同で作り上げていきます

さて、さっと思いついたところで前半3つ、後半2つの枠組みについて(これはあとで変わる可能性もあります)、私が日常的に意識して実践していること、利用しているアプリやサービス、考え方といったものを割り当ててゆくこととします。

できるだけ、これらの記事は固定ページにまとめてゆくことで、今後やってきたかたが時間をかけてブログの過去記事を追わずとも、「ここをみればいいのか」とさっと読んでさっと離脱できるように作りたいと思っています。

更新があった際はその都度メインの記事でも告知をしますね。最終的にはどのくらいの規模になるのかいまはよくわからないのですが、いま実践している全てをレゴのピースのように組み上げてゆこうと思います。

最終的には本か、あるいはまとめてダウンロードできるデジタルコンテンツにまとめておくこととしましょう。というわけで、久しぶりに Happy Lifehacking!

 

 

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。