「Eye-Fi mobi + Kindle Fire HDX +とれるカメラバッグ」の三位一体がすごい

私の愛用しているカメラ、OLYMPUS OM-D E-M5 には常に Eye-Fi mobi カードが挿入してあります。

WiFi機能が内蔵された Eye-Fi mobiは、すぐに写真をスマートフォン、タブレットに送信することができるのが強みです。

最終的にはカードから Macbook Pro の Lightroom に写真を吸い出すのですが、撮ってすぐにツイッター、Facebookに写真を共有したいと思った時に mobi は便利なのですね。

しかし、ほんの少しハードルがあるのは、iOS 版の Eye-Fi アプリの場合、1. 写真を撮る、2. Wi-Fi が Eye-Fi mobi から来ていることを確認、3. 操作、という具合に多少手間がかかる点です。けっして手間ではないのですが、機動力を重視しているときには「もっと速く!」と思ってしまいます。

「そんな堀さんに提案が」と、Eye-Fiジャパンの田中社長(@dtanaka)に見せていただいたのが 4/25 までは22%オフで購入できる Kindle Fire HDX です。

まったくノーマークだった端末のEye-Fiとの組み合わせの便利さに目から鱗が落ちる思いをすることになりました。Eye-Fi社のご厚意で使わせていただいてるKindle Fire HDXとの組み合わせについてまとめておきます。

軽く、美しく、高速な Kindle Fire HDX

Kindle Fire といえば、実は初代機をアメリカからわざわざ取り寄せて使ってみたところ、あまりに遅く、操作性が悪くて、落ち込んだという経験がありました。それ以来、Kindle Fire と書かれていても、心が動かない、目が字を追うことすらないという状態で、新しい HDX は完全にノーマークでした。

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ところが触ってみると、これが iPad mini に比べても軽く(ほんの30-40gのことですが、実際に手に軽く感じます)、画面も323ppiの高画素密度で写真の色が鮮やかに反映され、しかもラグがまったくない高速な動作で、驚きました。

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この日の食事を帰ってから Kindle Fire HDX 上で表示させているのがこちらの画像。色合いも、解像度も申し分ありません。

そこに Eye-Fi mobi カード

さて、そこに Kindle のアプリストアから Eye-Fi アプリをインストールして mobi カードを登録してみます。

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写真を撮影するとすぐに WiFi で Kindle Fire HDX 側に送信されるのはこれまでと同じですが、少しだけ様子が違います。

すでに自宅や公衆のWiFiをつかんでいる場合、この切替が手間がかかったり、失敗すると手動で何度かおこなわなくてはならないのが、シームレスに切り替わります。

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田中社長のお話によると、Android 版の Eye-Fi アプリのほうが、WiFi の切り替え、アプリがバックグラウンドにある場合のデータ送信の扱いが iOS よりも柔軟なのだとか。

これまで以上に、Eye-Fiアプリを起動して放っておいても、写真がなんとなく送信され続けるというわけです。

旅行の際に持ち歩くだけで、タブレット上に写真がバックアップされてゆくと考えてもいいでしょう。撮影して、車の後部座席で家族がそれをその場で確認している光景が思い浮かびます。

さらに、とれるカメラバッグ

さらにここに「とれるカメラバッグ」を足してみると、もう機動力を考えるならこれ以外ないという組み合わせになります。

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ここにスポッと入ってしまう!しかも上から操作することも可能です。

写真撮影に重点をおき、素早く撮影、素早くシェアしたいという場合には、この組み合わせに WiFi ルータがあればすぐにOKというわけです。

この様子は軽く動画にしてみましたので、液晶の色合い、操作性、そしてとれるカメラバッグへの収まりのよさも確認してみてください。

まとめ

問題は Kindle Fire HD をこのために買うかということになると思うのですが、4/25 までなら、22%割引のキャンペーンが行われています。

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16GBで19800円、64GBで28800円というのは、多少高い気もしますが、この高精細液晶でさくさくと本が読める、映画が見られる、写真をバックアップできる端末と考えるなら悪くありません (ただし、16GBと、32/64GBの間にはマイクの有無、WiFiデュアルアンテナの有無、フロントカメラの有無などの違いがありますのでご注意ください)。

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ダメ押しにおすすめしたい理由が、Kindle Fire HDX の上部に二箇所存在するDolbyオーディオデュアルステレオスピーカーです。

端末を横にかまえ、映画などをみているときにこのスピーカーは上部に並ぶかっこうで配置されていますので、とても臨場感のあるおとの広がりが周囲を包んでくれます。これはiPadにはないコンテンツへの付加価値ですね。

さて、ここまで便利になると最後の壁として、Kindle Fire HDX から SNS だけでなく、クラウド上のFlickr などに写真を送信するルートが欲しくなります。現時点では、まだここをストレスフリーに実行する方法がないのですが、どうでしょう? 田中社長?

「ご期待ください」この日、田中社長はそう言ってニヤリとするばかりでした。ふむ、これはなにかありそうですね(笑)。

(追記)

この日同席されていた、「とれるカメラバッグ」のプロデューサーのいしたにさんからも、同じく少し興奮気味の記事が。

kindleFire HDXとEye-Fi mobiカードが作ってくれる最強のフォトストレージ環境 | みたいもん!

いしたにさんは初期設定の部分をちゃんと押さえてくださっているので、Kindle を開封して途方に暮れそうになったときはこちらをぜひ。

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。