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鳥取ブロガーツアー #tottorip で気づいたライフログの新しい3つの断面



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先日、鳥取県のお誘いで二泊三日の「鳥取ブロガーツアー」に参加してきました。ブロガー8名、大人の修学旅行というわけです。その様子も先日始めたもうひとつのブログに順次書いているところです。

また、旅の様子は以下のまとめからご覧いただけます。

しかしこの旅行が本当に楽しかったのには、なんとなくもう一つ理由がある気がしてずっと考えていました。

すると、ブロガーだからこそ、ツイッターなどを活用しているからこそ生まれる旅の楽しみ方というものがありそうだということがわかってきました。

いうなれば、時間を切り取る、視界を切り取る、そして体験をマッシュアップするというレベルでの旅の記録です。

時間を切り取る Vine の活用

旅先で見たものを写真にとる、そしてツイッターにつぶやくといったことはいまや当たり前の世界になってきました。また、動画を撮影する人も多いと思います。

しかし動画は容量の問題や編集の問題があって写真に比べると多少とりまわしが悪くなります。そこでツイッターのサービスの一つである 6 秒動画「Vine」を活用すれば、6秒の断面で時間を切り取ってシェアすることができます。

たとえばいしたにさんの上の一枚、大山の裾野の牧場で4月なのに雪に遭遇した旅の一瞬を数カットでとらえています。

「雪が降っている!」「4月なのに!」「足跡がつくくらい深い!」と写真付きのツイートにすることもできたはずですが、この数カットのおかげで見ている側は体験としてつぶやきの中に踏み込むことができます。

しかし Vine の 6 秒は現実の 6 秒とは限りません。

こちらの場合は「あげどら焼きの」を作っている手順を撮影していますが、実際には1分程度の出来事を数カットにわけています。

このようにカットを工夫することで前後の説明、文脈、比較、といったことを6秒に圧縮できるわけです。

あとは Vine をこのようにブログに埋め込んでおけば、長々と文章を書かなくても体験のログができます。これは旅だけでなく、さまざまな場所で応用が考えられますね。

視界を切り取る Go Pro の活用

今回ブログ「のまのしわざ」の野間さんは Go Pro Hero 3 を旅の間持ち歩いていて、要所要所でその動画を撮影しています。

Go Pro はスポーツなどの映像を撮影するのに適していますが、なんといってもそれはまるで本人の視界のように視野の広いクオリティの高い動画が撮れるからです。

たとえばのまさんの撮影したこちらの動画。

見ていただくとわかりますが、動画といっても映画のように第三者の視点にならず、Go Pro の動画はあくまで一人称の体験の記録としてみることができます。

途中私が息を切らしながら走っているさまや、疲れながらなんとか砂丘を登っているのが野間さんの視点で見えます。

野間さんとも話したのは、次回こうした旅にいくことがあるなら、ぜひともヘッドマウントを用意して撮影をしようという点でした。

カメラを体に固定することで、どちらに視線を動かしたのか、どのように体が動いているのかもすべて動画の一部分として記録されます

Memotoのようなライフログカメラで断面を生み出すのもいいですが、砂丘を駆け上がる瞬間といった重要なポイントでは、Go Pro の一人称の視点が光ります。

異なる体験をマッシュアップする

今回の参加者は全員ブロガーであったり、ソーシャルネットワークに発信することを心得ている人たちだったので、全員が常になんらかの形でつぶやいたり、撮影したり、コンテンツを生み出す準備をしていました。

自分が油断していた場所は他の人がカバーする、あるいは自分が気づかなかった視点を他の人がつぶやくといったことがリアルタイムで進行しました。それをいしたにさんが夜に旅館につくと Togetter という形でまとめていきます。

すると、案外同じ場所で同じ体験をしていても、同じ事を考えているとは限らないという、当たり前なのですが気づきにくいことが可視化されてみえるということに気づきます。

家族旅行だと、うっかり自分だけが写真を撮影していて、自分が感じたことを家族もみな感じているのだと思っていると、あとになって「あの場所のあれはすごかったね」などと話を振られてまるで思い当たらなくて驚くということがあります。

それもまた楽しいわけですが、たとえばブロガーや、つぶやくことに慣れた人でどこかに行くたびにこうしたつぶやきのまとめを作っておくだけでも体験を補完しあえるというのが面白いわけです。

また今回の旅では LINE のボードも作成していましたが、他のメンバーがどのような体験をしているかが LINE 上で共有されてくるおかげで自分の視界が広がるという体験もできました。

たとえば水木しげるロードを歩いていると着ぐるみの鬼太郎などが歩いているわけですが、離れた場所にいるメンバーが「鬼太郎あっちにいたよ!」「いまこの店にいます」といった具合にお互いの体験を共有してくるおかげで、まだ行ってない場所の様子まで手元で確認できました。

ログが歩き出す

時間、視界、経験がエクスポート可能になるというのは、まさにGoogle Glassが目指している世界観でもあります。

GoogleはGlassを通して、これまで記事や写真という形でウェブにアップロードされて始めてインデックス可能だった世界を、それが起こっている出来事の根本で捉えてしまおうという野心的なとりくみをしているといってもいいでしょう。

Glass

この流れが突き進むと、私たちは冒険家の視点でその人の冒険を楽しんだり、他者の視点で自分を見つめたり(そういう実験がありましたね)といったこともできるようになるのかもしれません。

それがいいことなのか悪いことなのかはわかりません。なんだか断崖から下を覗き込むようなスリリングな感覚に襲われるのも事実です。

でも今回の旅のあいだ、ずっと楽しくて仕方がなかったという感覚が教えてくれます。ここにはなんだかすごい未来が待っているのだと。

そして Google Glass、これは日本で使えるようになったら一つ手に入れないといけなさそうですね。


著者について

堀 E. 正岳

「人生を変える小さな習慣」をテーマとしたブログ、Lifehacking.jp 管理人として、仕事術、ライフハック、テクノロジー、文具、ソーシャルメディアなどについて執筆中。2011年アルファブロガー・アワード受賞。Evernote ライフスタイルアンバサダー。ScanSnapアンバサダー。この他のブログに、ライフ×メモ 、Climate+を運営しています。

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