動画版Instagram、Viddyが予想以上に楽しくてブレイクの予感

Viddy

正直にいいましょう。「動画版Instagram」という紹介を読んだ時点で、なんだかそれほど面白いものではないのではないかと思ってViddyは試していませんでした。

ところがユーザーが2600万人を超えたというニュースを耳にして、何かそれだけ引きつける何かがあるのではないかと試してみたところ予想以上に面白いサービスでした。

Instagramが「瞬間」を面白くしてソーシャルメディアに流すアプリだとするなら、Viddyはその瞬間を引き延ばして物語を作ってくれます。

通り過ぎる町並み、空を駆け抜ける雲、横切った鳥の残像、一瞬みせた笑顔。そんな大事にしたい数秒の世界をフォロワーに共有できるアプリだと思ってください。なんだか素敵ですよね?

以下、Viddy の使い方と、動画の例をご紹介します。### Viddyの使い方

Viddyを使うには、iPhoneと、TwitterかFacebookのアカウントがあれば十分です(Android版は現在開発中)。この二つのどちらかのアカウントを利用して認証するか、アプリ内からメールアドレスを利用してアカウントを作成すればすぐに利用し始めることができます。

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UIはInstagramやmiilと同様ですのですぐにわかると思います。中央に動画の投稿ボタン、それ以外はソーシャルな連携や、人気の動画をみるためのアイコンになっています。

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Viddyから動画を投稿してみましょう。カメラから動画を撮影するか、動画ライブラリから選択を行います。このとき、15秒以上の動画を選んだらトリミングを行う必要があります。Viddyはあくまで「一瞬」を共有するアプリなのです。

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動画ができたら、フィルターを加えることができます。デフォルトではビンテージ、白黒、クリスタルがありますが、さらに多くのフィルターをマーケットからダウンロードすることもできます。現時点では個別のフィルターは無料のものばかりですので「無料で始めたらあとで課金される!」という心配もそれほどありません。

エフェクトの強さも選択できますし、バックに音楽をつけることもできます。ただ、権利問題があるのか音楽はジャズっぽい一種類のみですので、フリーの音楽や、自分で権利をもっている音楽をつけたいならば、iMovieアプリで下処理をすることになります。

また、Facebook、Twitter、YouTube、Tumblrに投稿することが可能ですのでInstagramの持ち味だったソーシャルハブとしての機能も万全です

できあがったのがこの動画。あやしい音楽ですね…。このあたりもセンスの見せ所なのかもしれません。こちらは YouTubeから埋め込んだ動画ですが、Viddyサイト自体からも埋め込みができます。いくつか海外の例をご紹介しましょう。

特に意味はないのですが、写真ではないなにかが伝わりますよね。

こちらはもっとわかりやすい「一瞬」の共有。

Instagram のフィルターはよく「あざとい」「上手にとれていると錯覚をおこさせるギミックにすぎない」と断じられることがあるのですが、私はあのフィルターがあったからこそ、それまで写真を共有することすら考えも及ばなかった人に「この風景はInstagramで見栄えがいいかな?」と考えさせ、膨大な写真を共有させる原動力になったと思っています。

Viddyも同じように、これまで動画を共有することなんて思いもしなかった人に、手軽に見栄えのよいものを作るプラットフォームを与えているのではないでしょうか。

これからときどき、こちらのアカウントで動画を共有したいと思いますのでよろしければフォローしてください。

[ Viddy App

](http://click.linksynergy.com/fs-bin/click?id=LpcSzS8dBJw&subid=0&offerid=94348.1&type=10&tmpid=3910&RD_PARM0=http%3A%2F%2Fitunes.apple.com%2Fjp%2Fapp%2Fviddy%2Fid426294709%3Fmt%3D8%2526uo%3D4&RD_PARM1=http%3A%2F%2Fitunes.apple.com%2Fjp%2Fapp%2Fviddy%2Fid426294709%3Fmt%3D8%2526uo%3D4)カテゴリ: 写真/ビデオ

価格: 無料

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。