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時間コストの視点で Google Drive vs Dropbox vs その他を考えてみる



Google Drive

ついに Google 発のクラウドストレージ Google Drive が発表になり、インストールした人も多いと思います。

Google Drive の登場で競合他社、主に Dropbox との比較が行われていますが、特に PC / Mac / Linux / iOS / Android / Windows Phone などの端末ごとの対応状況、無料と有料とにわけた GB あたりの単価については Ars Technica のレビューがもっとも包括的です。

また音楽などをシェアするところに着目したレビューについては Pocket-lint のこちらの記事が秀逸です(ただし、日本で利用できないサービスが含まれた比較ですが…)。

さて、Google Drive を使おうとして、はたと思い当たったのが Dropbox で 100GB の容量 + ボーナスで 32 GBを利用していても、実は最近利用している割合は80GB近辺からそれほど増えてはいないという点です。

100GBという壁があるので 10000曲ある iTunes ライブラリや、30000枚の写真がある Aperture ライブラリを同期しようということがないせいもあります。フォルダ選択同期を使っても主力で使っている MacBook Air になかなかデータが同期しきれないので容量だけあっても意味がないというのも大きいかもしれません。

そこで単に GB あたりの単価よりも、「できること」と「かかる時間」という時間コストの視点で比較してみたらどういう構成が面白いのかとつらつら考えてみました。

時間コスト:同期時間

同期時間については、Dropbox のアップロードスピードを無制限にしている限り、Google Drive との間に大差はありません。むしろアップロード速度を制限できたほうがよい場合もあるので(出先で e-mobile を利用しているときなど)速度を意識する場合は Dropbox を使いたいところです。

Dropbox upload

また、Dropbox の場合、同一 LAN 内にある端末は互いに通信を行なって同期を加速しますので、ここでも同期時間が速いほうがよいファイルは Dropbox にするほうがよさそうです。

時間コスト:検索時間

一方で Google Drive の大きな差別化のポイントは検索機能です。Google Docs、PDFはもちろん、スキャンされたファイルなどの画像も含めて強力な検索ができますので、膨大なファイルを蓄積して「藁の山から一本の針を探す」くらいのサーチを行うことが目的なら Google Drive がよさそうです。

Dropbox 内の最も利用頻度が少ないファイルを Google Drive に移行してしまうというのでもよいでしょう。

Drive search

時間コスト:モバイルアクセス

以上二つ以外にも、「好きなところでアクセスできる」という時間コストもあります。主にモバイル端末で電子書籍を読みたいと考えた時や、編集を要するファイルにアクセスしたい時です。

実はこの分野で一番私が期待しているのは Google Drive でも Dropbox でもなく、実は iCloud だったりします。

というのも、Google Docs はなかなか iPhone / iPad から利用できませんし、仕事の最終的な成果になりにくいからです。Google Docs をそのまま提出したり、プレゼンしたことある人は少ないですよね? また、Dropbox に Word や Keynote ファイルがあっても、なかなか双方向的な編集はできません。

Documents in the cloud

次期 OS X の Mountain Lion では Mac と iOS 間の iCloudファイル同期がサポートされる予定ですので、これが実現すれば最終的な仕事の Keynote ファイルを歩きながら iPhone からちょっとだけさわり、会場に入ったらすぐに MacBook を開いて修正したプレゼンを開始、という芸当もできます。もちろん、それ以外のさまざまな近道への扉が開くこともいうまでもありません。

とりあえず現時点では Dropbox が最もモバイル対応が進んでいますし、サードパーティーのアプリの支持も多いですが、ワークフローを考えにいれると今後のアプリとの対応状況は注目に値します。

まとめ

こうしてみると、「もっとも利用頻度が高いファイル」を Dropbox に、「とりあえずどこからでもアクセスしたいけど普段は蓄積しておくだけ」のファイルは Google Driveという使い分けはなかなかよさそうです。

また、MacBook Air と同期させずに Google Drive を HDD の容量の潤沢な職場と自宅のマシンのみに入れ、追加容量を購入することで写真といった大容量のファイルのみを Google Drive にまかせるという使い方もできそうです。

私の場合、Dropbox、を 100GB から 50GB にダウングレードして、それで節約できる $100 を Google Drive にあてて 200GB を手に入れるのがよいのか…。むむ、でも音楽に関してだけは Pogoplug で自分でホスティングするという選択肢も魅力的ですね。

みなさんもご自分の利用するデータと利用法とをつきあわせて最適な構成を考えてみてください。


著者について

堀 正岳

「人生を変える小さな習慣」をテーマとしたブログ、Lifehacking.jp 管理人として、仕事術、ライフハック、テクノロジー、文具、ソーシャルメディアなどについて執筆中。2011年アルファブロガー・アワード受賞。Evernote ライフスタイルアンバサダー。ScanSnapアンバサダー。この他のブログに、ライフ×メモ 、Climate+を運営しています。

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