タッチで操作、振動で時間を知らせる Mutewatch を買った

Mutewatch

ちょっと未来志向の時計はいかが。

家族がとなりで眠っていたりする場合に、自分だけが目覚めるために振動型の腕時計は重宝します。また、GTDの5分アクションを次々とこなしているときにペースを作るために、延々と5分とか10分で時間を刻み続けるタイマーもとても便利です。

その両方を、プラスチックのバンドの中に収めたスタイリッシュな時計が、Mutewatchです。いまの円高を考慮しても日本円にして2万円と、かなり高額なのですが(しかもあとから関税の通知がきます)…誘惑にまけて買ってしまいました。

Mutewatch の特徴は、その独特な機能と、タッチパネル的な操作感です。

持っている機能は、アラームと、タイマーの2種類だけ。このうち、タイマーは任意の時間間隔ごとに時間を知らせ続けることが出来ます。Mute という名前からも分かるとおり、音を鳴らすことはできず、振動で時間を教えてくれます。その使用感を動画にしてみました。

動画では見せませんでしたが、バンドの部分に USB の差し込みがあり、付属のアタッチメントを利用して充電をUSB経由で行います。一週間に一度2時間程度と、けっこう頻繁に充電する必要があります。

素材は、サイトの美しい写真に比べると少しプラスチック感が強く、またディスプレイの明るさも動画で見るほどクッキリというよりは、磨りガラスを通したような感じです。真ん中の傾いている部分は可動はわけではなく、最初から傾いて作られています。

高い買い物ですので、一応マイナス点となりそうな部分も紹介しておきます。

まず、形から明らかですが、時計の表示がバンドに沿っていますので、普通の腕時計のつもりで目の前にもってきても、時間表示は90度傾いてます。これは慣れればそれほど気になりません。

タッチ操作は、裏面も肌に接している必要があるらしいので、手に持ったままでは操作できません。また、アラームを解除するピンチ動作はけっこう強くやらないと実行されません。最初このピンチ動作を軽くやっていて、何十回試しても解除できなかったので困りました(笑)。

思わぬ機能もあって、下に向けてから上に向けると、どうやらセンサーがあるらしく、自動的に時間が表示されます。なので、触れずとも普通の時計としてもちゃんと使えます。

値段はちょっと高いですが、プレゼンをしているときや、タスクを次々とこなしているとき、時間を意識しなければいけないときなどに、何百・何千回と使うと考えれば、物好きの買い物としては満足です。

しばらくはこれをつけて歩き回っていますので、イベントなどでお会いした際には実演デモいたします!

本物よりも2割り増しに美しいオフィシャル動画も公開されていますのでどうぞ。

Meet the Mutewatch from Mutewatch on Vimeo.

p.s.

もし Mutewatch を購入される場合には、Paypal 経由で入金を行いますが、自動的にPayPalに登録された名前や住所が利用されますので、日本語で入力されていないように注意してください。海外からの発送ですので、トラブルになる可能性があります。

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。