ミニマルで機能的なデザインのabrAsus「小さい財布」

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「とれるカメラバッグ」「薄い財布」のヒット作で知られる SUPER CLASSIC の南社長 (@kazu373) から「小さい財布」をレビュー用にいただきました。ありがとうございます。

すでに「薄い財布」を愛用していて満足していましたので正直「なぜまた財布なのか?」と思ったのですが、実際に手にしてみたら、なるほどと納得しました。

「薄い財布」のコンセプトを応用することでこんなことができるんですね。

巻き取り型の財布。でも小銭はこぼれない

「小さい財布」は名前の通り、タバコの箱くらいの大きさの財布で、ちよっとポケットにいれたり、女性が小型のバッグにいれるのに向いています。

ふつう財布の札入れの部分は両側から挟むようになっていますので、いれてあるお札の枚数に関わらず分厚くなる原因になります。それを片側をなくし、財布自体がロール状に巻き取られる構造にすることで、お札が飛び出さずにホールドされるようにしたのが「薄い財布」「小さい財布」のアイディアです。

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「小さい財布」では小銭いれにも一工夫があります。ふたがないのです。

小銭入れのふたも余計な素材を加えることになるので財布が大きくなる原因なのですが、「小さい財布」はデザインによってふたなしでも大丈夫なように設計されています。

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この写真の向きに握っていれば小銭はこぼれないのですが、財布を開くときの留め具の位置が絶妙な位置についているので、なんとなくこの方向以外では手にしないようなデザインになっています。これは持ってみて、なるほどそういうことか!と思いました。

というわけで、今日からアメリカに行ってますので、「小さい財布」をドル用の財布にして使い込んでみたいと思います。

ちょっとお値段はしますが、毎日持ち歩くものなのでちょっと贅沢にしてみたくなったかたはどうぞ。

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。