二度と忘れ物をしないために Remember It をしかける

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子供と一緒に外食などに行くようになってから、何度も悔しい思いをしたことがあります。

ご飯を食べさせ、自分の食事ももとりつつ、横目で子供が椅子から転げ落ちないかと注意するだけでいっぱいになるので、会計をして帰る頃には、ちょっとした気の緩みが入るせいか忘れ物をしてしまうのです。

家から持って来た子供用食器だったり、ご飯を詰めたタッパーウェアといった細かいものですが、忘れるとなかなかに残念です。

小細工の類になりますが、そうしたときに、何かを忘れそうな場所から一定距離離れると自動で「忘れ物はないか?」とリマインドしてくれる Remember It というアプリがありました。

Rememberit

使い方は簡単で、現在地点から一定距離(単位がフィートしかないのですが…)離れたら、任意のアラーム(これもなぜか任意の曲を設定するというもので、iPhoneに既存のアラームじゃないというのがなんか変ですが…)を鳴らすことができるというものです。

不十分な点も多いのですが、機能そのものが便利というよりも、自分が物忘れをしつつある瞬間にサポートしてくれるという考えかたがいいと思いました。

使い込むことで便利になるアプリが多い中、こうして仕掛けておくだけで自分の至らないところを自然にサポートしてくれるアプリを作ってみたいですね。

もっとも、傘のようなものだと、自分が離れるよりも早く電車が傘を持ち去るのをRemember Itのアラームで知って悔しさ二倍ということもありえますので、注意に先立つアプリではありません。その点だけご注意を!

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。