iPhone 用の Mobile Me iDisk でオフラインでも書類をみれる

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これで私の iPhone の容量は 100GB というわけです。

いったいなんでここまで時間がかかったのかはわかりませんが、ようやくApple から正式な iPhone 用の Mobile Me iDisk アプリケーションが無料で提供されています。

ちょっと触ってみたところ、ディスクのアクセスはスムーズですし、WiFi 環境であればそれなりのスピードでデータをダウンロードできます。PDF を閲覧するのはもちろん、ムービーをみたり、音楽を聴くことも可能です。

というわけで、昨日紹介した Dropbox 50 GB + 本体容量 32GB + iDisk 十数 GB というわけで私の iPhone は常に 100GB ほどのデータへのアクセスが可能になりました。

あと、容量の大きい iPhone 3GS をもっている人はぜひとも「設定」の欄から「ローカルストレージ」の項目を選んで、最大の 200MB を割り当てておくのをおすすめします。

ローカルストレージは最近開いた書類を一時的に保管していますので、たとえオフライン状態でもここに存在するファイルは閲覧できるのです。これはなかなか便利。(追記:わかりにくい書き方をしていたので追記しますと、ムービーと音楽はストリーミングなので、iPhone ローカルには保存されず、オフラインでもみれないようです。PDF、画像などは OK でした)

ちょっと不満な点

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ビューワーとしての iDisk アプリは他の AirShare などのアプリに比べて便利とはいえません。たとえばちょっと触れるだけで現れるメニューバーはちょっと目につきすぎますし、PDF の拡大にも上限があります。

また iDisk 上のファイルを削除することはできても、新しいフォルダを作成してファイルを移動するといったことはできません。

当然のように期待していたのは、カメラで撮影した写真を「コピー」→ iDisk 内で「ペースト」という形でのファイル作成でしたが、これも現時点ではできないようです。

ともあれ、iPhone にこれだけの外部ストレージへのアクセスが可能であるというのは、iPhone でしかできない特別な作業方法への扉をあけてくれます。

iPhone と iDisk を使っている人は、ぜひファイルでディスクを埋め尽くしてみて、どれだけ外部からアクセスできるのか試してみてください。

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。