ホームa-未登録「時間泥棒はここだ!」使った時間を可視化してくれる “Slife”
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「時間泥棒はここだ!」使った時間を可視化してくれる “Slife”



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時とはなんだろう? 神秘である
それはいったい何を生むのであろうか? 変化を!

トーマス・マン「魔の山」

最近、しだいに、しだいに、自分の時間がしぼり尽くされてゆく感覚に襲われています。一つ一つの活動は充実感たっぷりなのですが、積み上がるとたいへんなことに…。とはいっても、私は毎日ベッドでゆっくりごろごろしなければ眠れないのんきもの。どうやってこの「ごろごろ時間」を手に入れるかは、とても大きな課題なのです。

ここひと月はできる限り無駄を省き、7時過ぎに帰宅するようにしていた時間を6時台に前倒ししていますし、金曜日はもとより有給休暇モードです。ブログも時には犠牲になっていますが、書き終わるまでの時間を短縮するために「ネタを仕入れる時間」「構想時間」「執筆時間」をそれぞれタイムシフトして構想は歩いているときに行うようにしたりしています。

最後が隙間時間の徹底した回収。隙間時間に何かをするよりも、一つの仕事あたりのライフタイムをできる限り長くとれるように「5分以下のタスク」を集めて片付けたりといった手法に取り組んでいます。なかなか難しいので、成功率50%というところですが…。

こうした時間管理でとても重要なのが「時間のモニタリング」です。実際に、いつ、どんなことに、何分時間を費やしているのかを徹底的にログをとらないといけません。

そんなモニタリングを簡単に実現してくれるアプリ Slifeを、毎週のバカ話、もとい、Mac ニュースが楽しみな MacBreak Weekly (
MacBreak Weekly 104: In A World Made Of Chrome)で 43Folders の Merlin が紹介してくれていました。

Mac OS X のみですが、無料で、これまで紹介してきた時間モニタリングアプリの中でもしかしたら最も完成度の高いものかもしれません。

以下その機能をまとめておくことにします。ごろごろを愛する全ての人におすすめします。

リアルタイムのモニタリング

Slife を起動しておくと、さまざまなアプリケーションに何分、何秒の時間を使っていたかが詳細に記録され、ビジュアル的にも一目瞭然になります。

一つ一つの点の上にマウスを動かすと、そのアプリで何をしていたのかも表示されるので、けっこうびっくりもしますし、落ち込んだりします。「なんで午後のゴールデンタイムに Quicktime 開いて○○○のムービファイルを見ているんだ自分!」といった感じになります。

横軸の解像度を変えて、1時間1時間を詳細に見ることや、数日にわたって時間の使い方を眺めることも可能です。

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アプリごと、URL ごとの時間の使い方を表示

ある程度時間が経過したら、今度はどのアプリケーションを何分使っているのかを表示させることができます。

選択したアプリを、何時頃、どのくらいの時間使っていたかといった色分けも可能ですので、「自分はどうも昼食後に Firefox で時間を無駄にしているなあ」、といった可視化がかのうになります。

アプリケーションだけでなく、どの URL で、どのファイルで時間を使っていたかという一覧表も作ることができます。

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いくつかのアクションを集合して表示

Firefox を利用している時間や、MarsEdit を使っている時間が個別にわかるのはいいのですが、その時間の全部が時間泥棒ではないというときは、この情報はなかなか有効に活用できません。

たとえば Firefox で Google Reader を使ってブログのための情報収集をしている時間は「有用」ですが、ニコニコ動画を見ている時間は「無駄」というように、分けられると便利です。

Slife では「メールチェック」「情報収集」「楽しみのウェブサーフィン」というように括りを用意しておいて、例えば「メールチェック」には GMail を、「情報収集」には Google Reader を、というように URL 単位で登録をすることができます。

こうしたくくりを用意したら、「メールには1日1時間以上かけたくない」、「仕事のアプリは一日3時間は集中して使ってなきゃ、何してるのかわからない」という具合に目安を登録してそれが満たされているかどうかをモニターすることができます。

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こうしたツールの使い方

MacBreak Weekly 内で Merlin も口にしていましたが、「今日はどんな風に時間をつかったの?」と聞かれたときに、「こういう風に使った」と頭で考えているのと、実際の時間とにはずれが生じます。

遊びの時間があっという間に過ぎて、拘束されている時間がなかなか過ぎないように思えるのと同じ理屈です。体感時間は実際の時間とは違うのです

Slife のようなツールは、いつもこまめに使うよりも、定期的に3日から7日くらい使ってみて「なんてこった! こんなサイトで毎日1時間も費やしてる!」という気づきをもらうために使うのがよさそうです。

そして頭のなかで考えている時間感覚と、実際の時間の使い方と、目指すべき時間感覚とのバランスを作り出してゆくのです。

でもそれはもっと忙しくするためではありません。仕事を片付けながらも、ごろごろする時間を確保するためになのです!

p.s.

Slife はしばらく前に百式でも紹介されていました。そのころと基本のコンセプトは変わっていないようですが、いろんなところで機能が絞り込まれてよい感じに仕上がっているようです。

あなたの作業履歴を逐次記録してくれる『Slife Labs』| 百式


著者について

堀 正岳

「人生を変える小さな習慣」をテーマとしたブログ、Lifehacking.jp 管理人として、仕事術、ライフハック、テクノロジー、文具、ソーシャルメディアなどについて執筆中。2011年アルファブロガー・アワード受賞。Evernote ライフスタイルアンバサダー。ScanSnapアンバサダー。この他のブログに、ライフ×メモ 、Climate+を運営しています。

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