知らないうちにお金の節約ができてしまう習慣

yen.jpg 30 Easy Ways to Save Money (and No, you are not doing them all!) | Dumb Little Man 35 Sneaky Ways To Improve Your Finances | Ririan Project

株は下落する一方で、物価は上がる一方と、生活に厳しいニュースが続いています。節約したいと思っても、そもそもそんなに贅沢をしているわけではないので、何から切り詰めればいいのかわからないという意見もあるかもしれません。

強制的に給料の 10% を貯蓄に回すような方法もいいのですが、日常の習慣を若干変えるだけでランニングコストが下がるようなコツはないのだろうかと思ってずっと考えていました。

折しも Dumb Little Man と Ririan Project で(重複はありますが) 65 個もの節約テクニックが紹介されていましたのでそのなかからセレクトしたものと、FP資格を持つ家内が指南してくれたテクニックをまとめてみました。私はお金勘定が本当に苦手なので、ほとんど自分に向けて書いています。

  • 生活習慣を見直してみる:いつもトールサイズで頼んでいるそのコーヒー、実はショートサイズでも満足度は同じということはありませんか?いつも買っているもので、安くしても満足度がかわらないものを探すのはランニングコストを大きく下げる効果があります。

  • 一度に買えるものは大量に仕入れる: どうせ買うことが分かっていて、日持ちがするものなら、なるべく一度に買うのが得になります。今はネット販売で「こんなものまで!」と思うものでも大量仕入れが可能になりましたので、利用しない手はありません。我が家ではシーズンの始めにリンゴを二箱だとか、メープルシロップをリットル単位で買ったりすることをしてます。見た目は異様ですが…。

  • 買い物リストを作る: これはよく言われるテクニックですが、効果的です。大型量販店でゆっくりと「何を買おうか」と探していると、いつの間にか必要以上のものを買い込んでいる事がままあります。買い物リストを作り、絶対に必要なものだけを買うことでこうした脱線を少なくできます。

  • 車やパソコンを長く使う: 新車や新しいパソコンを買うと大きく家計にひびきますので、1年でも長く使えるようにするのは、見えないところでお金をセーブしていることにつながります。新品を買うよりは、パソコンのメモリを増強してしのぐなど、本体が減価償却するまで使い切るようにします。

  • カードで予算案作り: コンビニでお金を使いすぎる人や、本の購入が多い人はあらかじめ一ヶ月の予算分の QUO カードや図書カードを金券ショップで買うという手があります。「コンビニは必ずこのカード、あるいは電子マネー」、「図書の購入はすべて図書カード」と決めてしまうと、得なだけでなく、カードの残額に従って買い物をするので意識するとなしに節約ができます。

  • 本は借りてしまう:本にはずっと置いておき、線を書き込んで自分のものとしたい本と、読めさえすればいいものと2種類があります。この二つを意識して、後者をすべて図書館で借りる習慣を作ったおかげで、行き先が本屋のかわりに図書館になっただけで、夫婦そろって乱読癖のある我が家では年に何万円も節約しています。

  • 省エネ生活を徹底:断熱のためのカーテンや窓のフィルムなどをつけてエアコンの効率を上げて設定温度を調節すれば、体感温度はほとんど変えないまま光熱費を抑えられます。

なるほど、こうした節約主婦の知恵袋は他にも挙げればきりがありませんが、小さな生活習慣の変化で数 % の変化が生まれるという考え方をベースにできれば、数%の物価の上昇をある程度は相殺できるかもしれませんね。

お金についての話題は苦手な事の一つなので、Finance のカテゴリを新設して今後も、考えてみたいと思います。

みなさんが実践している、「意識せずともお金を使わなくてもすむようになる習慣」はありますか?

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。