6人のエキスパートが語る GTD の要点

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GTD Cafe: Inside the Minds of 9 GTD Practitioners | The Daily Saint

GTD はフレームワークだけが提供された仕事術で、実装の仕方は人次第というところです。だからこそ、「たった一つの冴えたやり方」を追求する Geek に大人気となったわけですね。私も GTD の習慣を心がけるようにしてはいても、いつも実践できたりできなかったりと、常に新しいことを試している状態が続いています。

The Daily Saint で9人の達人たちが語る GTD の要という記事が紹介されていました。うち3人は翻訳しづらいのと、ジョークも混じっていたりしたので、最も参考になりそうな6人に絞って意訳しました。
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繰り返しの多いキーボード入力を劇的に早くする3兵器

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キーボードでメールの文章を書いていると「ああもう、あとの文章はわかってるだろう?」とコンピュータに向かって言いたくなるほど繰り返しが多いことがあります。 住所だとか、メールのあとの署名だとか、「よろしくお願いします」などの定型文などです。

思えばコンピュータで仕事をするのが当たり前になってこのかた、私たちはほとんどの時間をタイピングに使っています。この時間を最適化するのは時間節約の大きなチャンスだといえます。

ある程度は Atok の変換辞書にいれておいて、 「よろ」で「よろしくお願いします」と変換されるようにするなど、タイピングのショートカットのようなものを用意していますが、住所や HTML などになってくると、それでは足りなくなってきます。

そんな多様なタイピングのわがままに答えてくれる Mac OS X の3つのアプリケーションをご紹介します。
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Mac OS X Leopard が今すぐほしくなる 10 のあまり語られない新機能

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やっとで Mac OS X Leopard の発売日が 10 月 26 日に決定しました。前回のアップデートから2年ですので長かった…。

ホームページのトップページを飾る Quick LookSpacesTime Machine なども魅力的ですが、300 の新機能リストをみていると、 日々の仕事を加速してくれそうな良いアップデートがたくさん入っています。

比較的紹介されることの少ない、でも毎日の仕事を楽にしてくれると思った10の新機能について紹介します。
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Blog Action Day とライフハック系ブログの反応

昨日の Blog Action Day は全部で 15000 以上のブログが参加し、のべ 1200万人の潜在読者に向けてメッセージが発信されました。ライフハック系のブログからも多数の参加があり、それぞれのブログがそれぞれのカラーで「環境」をテーマにして書いており、それぞれのアプローチの違いも浮き彫りになって興味深かったです。目立ったところをいくつかご紹介します。

5 Ways Save the World, While Getting Fitter, Saving Money, Simplifying, and Becoming Happier
企画者の一人 Zen Habits の Leo は「世界を救いながら、体を整え、お金をセーブし、簡単で幸せな人生を送る方法」と欲張りなエントリーを書いています。いつもながらこの方のビジョンには敬服です。

The Top 35 Environmental Blogs | Read/ Write Web
Read / Write Web では、環境について書いているブログのトップ 35 を紹介しています。このうち、Tree Hugger は定番なので知ってましたが、No Impact Man という、自分の環境インパクトを出来る限り減らそうとしている方の挑戦のブログなど、初耳のものもたくさんあって必見です。

Today is Blog Action Day | Official Google Blog
Google も参加しています。Blog Action Day に参加している 15 の Google オフィシャルブログについて、そして Google の環境イニシアティブについて書かれています。

The Happiness Project
いつも小さな幸せを提供してくれる The Happiness Project からは、日本ではまだあまり一般的ではないこのアドバイスが:

カープール(数人の仲間で一台の車を使い出勤する)を行いましょう:不快なことでも、数人で行うと楽になるということはよく知られている事ですので、どうせ通勤が長かったり渋滞にあうのだったら、数人の仲間で出勤すればストレスも減りますし、環境にも優しくなります。

Easy Ways to Live Greener | Lifehacker
Lifehacker では読者からさまざまな環境フレンドリーなハックが届いています。外付けハードディスクの自動停止方法から、ペットのふんでコンポストを作ったり、さまざまなものを節約する方法など、Lifehacker らしいアドバイスがたくさんです

Tips for Environmentally Friendly GTD | The Cranking Widgets Blog
The Cranking Widgets からは「環境にやさしい GTD」というちょっと変わったエントリーが届いています。要約すると紙を節約しましょうということなのですが。私は個別フォルダの表題をペンで直接書く代わりに、山の部分に付箋で貼り付けたりして個別フォルダの再利用をしています(単に貧乏性)。

Blog Action Day に見る世界における日本語ブログの存在感 | FPN
FPN では本ブログを取り上げていただいた上、Blog Action Day における日本の存在感の薄さについて考えさせられる考察もしていただきました。日本人の環境意識は非常に高いのですが、こういう風に「みんなで結束しよう!」という誘いにはなかなか乗りにくい国民性もあって、Blog Action Day のような試みは違った形でやらないといけないのかなと思います。

個々のブログにそれぞれの文体があり、着目点があり、それぞれが自分のブランドを前面に出して記事を書いているのが、とてもリアリティにあふれていました。こうしたブログを横断した試みが次にあったらまた是非参加してみたいと思いますね。

Blog Action Day: 今日の「無理だ」は明日の「当然」

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今日は以前に告知していた Blog Action Day です。テーマは「環境」。世界中でおおぜいのブロガーが同時に「環境」について記事を書いている日です。Lifehacking.jp は以前も告知した通り、今日の記事を環境をテーマにして書き、今日を含む1週間の広告収入などをチャリティーに寄付する予定です。

ちょうど私は今、北海道でとある学会に参加中で、あと数分で地球温暖化についてのセッションを聞きに行くところです。私にとって環境とは、一も二もなくこの地球であり、地球温暖化はその環境の大きな危機だと考えています。

以前はこのテーマについてよく出てくる、「どうせ温暖化なんて止められないんでしょ?」「自分が死んだ後まで結果が見えない活動は無意味だ」といった意見に返す言葉もなかったのですが、最近は誰であっても、普通の人が環境を意識する生活をすることに意味はある、いや、そこからしか世界は変わらないと強く思うようになりました。

ライフハックと同じで、環境を意識した生活にはメリットと、スマートな習慣を導入した満足感がたくさんあり、やって損をする物ではありません。
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毎日2時間を節約するための15のコツ + α

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15 Ways to Reclaim 2 Precious Hours Every Day | Ririan Project

よく私が例に出す算数なのですが、24時間の生活の中から毎日1時間を節約することができればどうなるでしょうか? 毎日毎日一時間ですから、一年間で 365 時間。8時間労働のワークデーに換算すると 45 日あまり、週に5日勤務として、9週間分の時間をセーブできた計算になります。

もちろん、節約した時間は「すきま時間」が多いので、連続した時間に焼き直すのは難しいのですが、細かく時間をセーブする習慣は、もっと大きな時間節約のための基礎になります。

Ririan Project で、もっと野心的に「毎日2時間をセーブする方法」という記事がありましたので、例によって大意を翻訳してみます(理解しやすくするために、一部自分の知ってるテクニックを混ぜたりしてます)。
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時間泥棒を捜す Rescue Time (続報)

もうずいぶん前に紹介した時間の使用方法を追跡するサービス「RescueTime」のベータテストに応募していましたが、5ヶ月もたってやっと招待のメールが届きましたので早速使ってみました。

RescueTime は専用のクライアントをパソコンにインストールして常駐させておくと、 どんなアプリケーションにどのくらいの時間を割いていたかを算出して、RescuTime のホームページにそれが表示されるという仕組みのサービスです。

クライアントは Mac と Windows のそれぞれについて提供されており、インストールして RescueTime のアカウントとパスワードを入れれば、目立たずに情報を収集し始めます。

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ある程度時間がたって RescueTime のホームページにいきますと、その日にどのくらいパソコンを使っていたかを著す折れ線グラフと、右のようなグラフが表示されます。このグラフは、1) 使用していたアプリケーション と、2) 訪問していたウェブページを時間別に表示しているものです。 なるほど、ブログを書いていた時間が一番長かったか、といったことが一目でわかります。

RescueTime の面白いところは、これらの一つ一つのアプリケーションや、サイトに「タグ」を割り振って、タグごとの総時間を表示できる点です。たとえば X Window を使っていた時間は自分にとっては「仕事」、Mixi にアクセスしている時間は「遊び」といった感じでタグを付けていきます。

すると左のようなグラフになって、何にどれくらいの時間を割り振っているのかが一目瞭然となります。これはなかなか便利ですね。

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なぜ RescueTime 自体が独立したアプリケーション ではなくて、ウェブサービスでないといけないのかはよくわかりませんが、多分集めた統計情報をどのように表示するかを常に開発して改変できるようにしているのだと思います。個人情報を送ることなどが気になる人にはあまり向かないかもしれません。

でもちょっと利用してみるだけでも、自分はこんなアプリケーションにこれだけの時間を使っていたのだということがわかって目からウロコがおちた感じです。まだまだベータ版とのことで、今後もテストユーザーを募集するとのこと、興味のある方はメールを送ってみて下さい。

聖書の教えを全て守って一年間を過ごすと…

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Gihyo.jp の連載でも書きましたが、私はライフスタイル・ハッキングの大ファンです。今までの自分になかった考え方や習慣を試しに取り込んでみて、自分の生き方を自分の意志で変えてみるのはスリリングで楽しい趣味です。

しかし Tim Ferris のブログで紹介されていたこの人は別格です。神を信じるわけでも、信じていないわけでもないこの人は、単に実験のために一年間旧約聖書に書かれている全ての戒めを(できるかぎり)まもって生活をしたのだそうです。その結果はとても驚くべきものでした。

彼がこうしたライフスタイルの実験をはじめてすぐに気づいたのは、現代社会は「選択」が過剰なまでにあるのに対して、こうした宗教生活はたくさんの戒律があるので最初から「選択」の余地が与えられていないということでした。ようするに選択することそのものからの解放だったわけです。 そうするとすぐにめざましい変化が起こりました:

  • 人の陰口をたたいたり嘘をついたりなどといった、罪とされる行動がそもそも初めから禁止されているとなると、そもそも人の事を悪く思ったりする思考経路自体が消えていってしまった。
  • はじめは祈ること自体に意味があると感じていなかったのに、一年も祈っているうちに、何か祈りに尊さや、聖なるものがあるように感じ始めた。
  • 白い着物ばかり着ていると、その着物にふさわしく、心が軽くて幸せを感じるようになったそうです。これからウィンブルドンに出場するかのような格好で暗いムードにはなれない、というわけです。

総じて、人生から難しい選択は消え去り、とてもシンプルで貴重な時間が増えたとこの人は述懐しています。

また、形式が心理に影響を与え、結局人生観を変えてゆくプロセスも侮れないということです。この人の経験は煎じ詰めれば「自分がなりたい人物像があるなら、まるでその人になったフリをすれば、じきにフリが本物になる」ということを教えてくれています。

仕事ができるようになりたい? それなら、自分が思い描く仕事ができる人になぞらえて行動し、服装を整え、言葉遣いを変えて毎日を過ごしてみます。すると形式が思考に影響をして、次第に自分が思い描く方向へと近づいていきます。

内気な性格を変えてみたい? それなら、自分から話しかける人、周囲に好かれる人をイメージして、毎日一つずつ、そのイメージにそった行動をとってみます。以前までは無理だと思っていたことが、次第に可能の領域に入ってきます。

この記事を読んでいると、人生は壮大な実験場という気がしてきます。 イメージでは、大人になって人生の形が固まってくるともう、あまり自分自身を変化できないのかと思いがちですが、ぜんぜん甘かったですね。私もここまでラディカルではないにせよ、より面白い方向に人生をハックしてみたいと思います。

この一年の生活にについては本になっていますので、興味のある人は手に取ってみてください。

整理術の2つの基本:RAM 収納と ROM 収納

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古くても定番の映画、インディー・ジョーンズ「レイダース・失われた聖櫃」のエンディングで、最高機密と銘打たれた箱に封印された聖櫃が見渡す限りの機密品の所蔵庫へと運ばれてゆくシーンを覚えていますか。子供心にも私は「こんど見つけようと思ったときに大変だ!」と思ったものです。

あふれかえるモノを整理するときに、究極的には部屋には2種類の物しかないことを把握しておくと、整頓するときの線引きが上手にいったりします。

その一つが絶対に捨てられない物品で、こうしたモノを私は勝手に ROM 収納と呼んでいます。私にとっては主に本だからというのもありますが、ふだんは捨てることもできずに部屋の片隅にあって、ときどき Read only memory のように取り出して読んだりしてみて、すぐに元通りに収納するからです。

それに対して、毎日使うもの、使うたびに入れ替えてゆくものなどは RAM 収納と呼んでいて、これには文具、手帳、情報カード、今読んでいる本、 USB メモリ、財布、などが含まれます。

こうして二つにわけてみると、1) 無駄な ROM 収納が少ないほど整理がしやすい、2) 二つの収納品は別の場所においた方が機能的になることがわかります。たとえば筆記用具だからといって年に一度しか使わない筆ペンや特殊ペンを普段のものと混ぜていると、全体の機能が低下するわけです。品物の種類ではなくて使用頻度で分けてしまうというのは、いつも良い目安になります。
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地球温暖化対策を人生にあてはめてみると…

ライフハックは獲得と喪失の話でもあります。いえ、純文学の話ではなくて、ライフハックというのは新しい習慣やテクニックの「獲得」が一方、余計なことの削除・最適化による「喪失」が他方にあるのだなあ、といつも感じていることについてです。

たとえば「メールを一日に2度だけしかチェックせず、バッチ処理する」「テレビなどの無駄時間を見つけて消去していく」というのが効率化の上で自分からなにかを消し去ってゆく話とするなら、GTD の習慣などは明らかに時間をかけてテクニックを獲得することでメリットを得ようという話です。

今日、私は都内の某大使館に足を踏み入れて、地球温暖化対策に伴う今後の CO2 削減についてという講演を聴きに行ったのですが、そこで私は上の二つを思い出させる、とても印象に残るグラフを目にしました。詳細は省いて簡略化したものを下に示します。

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このグラフは、目標としている CO2 削減量を x 軸で示したとして、y 軸はそれにかかるコストを著しています。 省エネなどは追加のコストがないため、下向きに表示していますが、新エネルギーの開発などは投資が必要なため、上向きに描かれています。

紹介されたのは一つの試算にすぎませんでしたが、非常に面白かったのは、このグラフのふたつの部分、緑色の部分とオレンジとがほとんど同じ面積だということ。つまり、省エネなどのようにやればやるほどお金を得する活動と、先行投資とがちょうど相殺するところまで、現在の技術で可能だという点です。

本当にここまで楽観的に進むかは別の問題ですが、現在の省エネで作り出したお金を将来への先行投資にすることで、将来の苦労を殺せるというのは、私たちのライフスタイルにもいえることではないでしょうか?

4HWW などのテクニックを使って時間を作ったなら、こんどはそれを一生使える習慣作りやライフスタイルの検討につかえば、習慣のもたらす益は long tail をもっているものですから、コストは相殺するどころか、時間が経つほど得が多くなってゆくことは間違いありません。

今日の講演でも結論となったのは、ここまでわかったのなら、あとは一日でも早く行動に移すことが将来へのメリットを増やすこと(デメリットを減らすこと)につながるという話でした。地球の命運と人生とが相似に見えてきますね。

そうそう、「環境問題」について世界同時発信を行う Blog Action Day は来週です。参加してみようという方は、ぜひサインアップしてください。