「いいよ、でも15分だけ」会話トークンで質問魔を避ける

token.jpg Meeting Tokens, for creating time scarcity | 43Folders

いますよね。何の用事もないのに会話をしに来たり、ちょっと調べれば済むことをわざわざ質問しに来る人。本人はちょっと気分がのっていなかったり、自分で正解にたどり着けるか不安なのかもしれませんが、繰り返し聞かれる方としては、時々困ってしまいます。

いつもユーモアのある 43Folders の Merlin が先日、こうした人を相手に「話しかけたり、電話したり、IM してもいい」券を発行してみてはどうかという書き込みをしていたところ、15分だけ会話を許可するトークンを作った人が出てきました。 しかも汎用バージョンと Merlin バージョンの2種類。子供銀行かい!

こんなトークンを作るかどうかは別として、ようするに背景となっているのは電話、メール、携帯に IM など、個人にアクセスできる方法が増えた反面、仕事への中断は増えてしまったのをカットバックしようという考え方です。あえて電話を減らす、あえて「了解しました」メールは送らない、あえて用事がたまるまで携帯や IM で連絡しないという配慮を広めたいですね。

周囲にこうした時折困った人がいるなら、こんなユーモアで「実は困っているから、ちょっとだけ僕にアクセスする回数を減らして、用事が一度で済むように配慮してくれ」と言えるならいいですね。言えるなら…。

計画ではこれを小さな木のトークンにして販売するつもりだそうですが、多分これを使って失う人間関係は保証対象外です。

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。