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6人のエキスパートが語る GTD の要点



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GTD Cafe: Inside the Minds of 9 GTD Practitioners | The Daily Saint

GTD はフレームワークだけが提供された仕事術で、実装の仕方は人次第というところです。だからこそ、「たった一つの冴えたやり方」を追求する Geek に大人気となったわけですね。私も GTD の習慣を心がけるようにしてはいても、いつも実践できたりできなかったりと、常に新しいことを試している状態が続いています。

The Daily Saint で9人の達人たちが語る GTD の要という記事が紹介されていました。うち3人は翻訳しづらいのと、ジョークも混じっていたりしたので、最も参考になりそうな6人に絞って意訳しました。

  • Merlin Mann (43Folders):マインド・スイープをして全てを記録する習慣をつけること。あなたの注意力をそらしている全てを書き留めて忘れることが重要。
  • Leo Babuata (Zen Habits):Inbox のものを素早く「処理」する習慣。仕事がたまってしまう前にルーチンとしてそれで何をすべきか素早く決断してゆくこと。
  • Craig Huggart (Tech Rest):ToDo に書かれていることを忘れずに実行することに GTD の全てがかかっている。目の前で注意を惹いていることと「やるべき」ことを厳しく峻別しなければいけない。
  • Jason Echols (Black Belt Productivity):自分自身とアポイントメントをとるように、自分の行動を予約制にする。
  • Kelly Forrister (Simply GTD):自分の GTD システムをポータブルにすること。取り出すのに手間がかかるような場所にあっては、ちょっとした隙間時間を活用できない。
  • Dwayne Melancon (Genuine Curiosity):コンテキストを明快にすること。ToDo リストを「仕事」「家」のように明快に区別しないと曖昧タスクが蓄積し、いずれは Inbox にものが溜まってしまう。

Merlin の「マインド・スイープ」はこのブログでも紹介しているユビキタス・キャプチャーとまったく同じものですね。全員が違う要点を突いているのも興味深いです。それぞれの人にとって、GTD の急所があるということでしょうか。

私自身は GTD のエキスパートでもなんでもありませんが、自分なりに何度も失敗している経験で言えるのは「可能な限りミニマルに GTD を実装すること」が失敗しない大事な点ではないかということです。

最初からコンテキストを「仕事」「家」「オンライン」「外出」…といった具合に10種類も作っても、実際の行動がここまで細分化されていないのなら、行動は追いつきません。GTD は最初から完全な仕事・生活システムを作ることではなくて、習慣が身につくにつれて成長させてゆくプロセスだと理解するとよいのではないかと思います。

2分ルールだとか、GTD のタスク処理のプロセスだとか、混乱しそうなことは最初は横に置いておきましょう。まずはコンテキストを2つか3つ、ToDo は紙リストにしておいて、Merlin のいうとおり「全てを書き留める」という点だけに集中して、ゆっくりと始めると、だんだんと息の長い習慣になってくると思います(このあたりは以前 Gihyo.jp でも書きましたね)。


著者について

堀 正岳

「人生を変える小さな習慣」をテーマとしたブログ、Lifehacking.jp 管理人として、仕事術、ライフハック、テクノロジー、文具、ソーシャルメディアなどについて執筆中。2011年アルファブロガー・アワード受賞。Evernote ライフスタイルアンバサダー。ScanSnapアンバサダー。この他のブログに、ライフ×メモ 、Climate+を運営しています。

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