ウェブ上のアドレスブック Plaxo が SNS 事業に進出、その名も Pulse

昨日、以前在籍していた研究室の名簿がメールで届きました。すっかり忘れていたのですが、新しい住所や電話番号を送ったのは5月のことだったので、たった50人ほどの個人情報を Excel でまとめて PDF にするのに4ヶ月もかかった計算になります。

その4ヶ月の間にいくつかの連絡先はすでに古くなっていましたし、メールアドレスが変更されていた人も何人かいました。メールで集めた情報を全て手で編集してくれた学生さんには感謝しつつも、個人情報保護の観点からも、もうそろそろ、こうした名簿を作るのは古いと言わざるを得ません。

何百人もの組織なら社員情報をデータベース管理したりするのも合理的なのでしょうけれども、小さな組織なら、全員を Facebook や Plaxo のようなウェブ上のアドレスブックで登録した方が効率的になりつつあるかもしれませんね。

ちょうどそんなタイミングで、ウェブ上のアドレスブックサービス Plaxo がソーシャルネットワークサービスを来週から提供するというニュースが入ってきました。Pulse と名付けられたこのサービスは Plaxo 上からアクセスすることができて、Facebook とかなり競合するものになりそうです。

**Plaxo が Facebook に比べて勝っている点は、自分自身の「ペルソナ」を管理できる点です。**たとえば Facebook だとコンタクトを職場、友人といったカテゴリだけで分類していますが、Plaxo なら「友人」をさらに分割して、大学時代の恥ずかしい写真をみせてもいいグループと、そうではない友人のグループといった風にべつべつに管理することが出来ます。

欠点は、売りの一つであるはずの GMail や Mac OS X のアドレスブックとの同期が不安定でなかなかうまくいかない点です。ここさえうまくいけば、日常的に使うのですが…。また、Facebook のモメンタムの方が非常に大きいので、Plaxo に勝ち目はないという意見の人もいるようです。何にせよ、月曜日になったら使ってみることにします。

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。